またまた、昨日信じられない臨床があったのですが、その話は後日。。
当日は撮影が禁止されていましたので、映像は適当なものになってます。
まずは、
<海外の研究報告から>
国際老年医学、精神医学会、他
●認知症高齢者の認知機能(記憶等)の改善、および周辺症状、特に不穏、興奮、うつ、叫声等について抑制的に作用したとの臨床基礎研究報告多数あり。
●ラベンダー、レモン、スペインセージ、メリッサ、コリアンダー等が使用されている。
次に、、
<軽度認知症および認知症へのアロマセラピーの有用性について>
ー国内および海外のとりくみからー
*心療内科、認知症外来 *福祉大学院教授 *日本認知症学会会員
【認知症の主な症状】
物忘れ、置き忘れが増える。
同じ話を何度もする、また聞く。
水道栓やスイッチの消し忘れ(鍋を焦がす)
同じ物を買う、冷蔵庫に放置する(腐って悪臭がしてもわからなくなる)
道に迷う、日時や曜日の約束を忘れる。
いつもの料理や操作の手順がわからなくなる。
以前と人柄が変わる、無気力になったり怒りっぽくなる。
お金や財布を盗まれたという(被害妄想)
実際にはないものが見えるという(幻想)
<アロマ(香り)の脳に伝わるルート>
●アロマ(香り)を伝える嗅神経は頭蓋骨の底部の骨を貫き、鼻腔内で直接、香りを感知する。
●嗅神経は人体で唯一の外界に露出している脳神経である。
●香りの刺激は電気信号として大脳辺縁系の海馬などへも伝達され、記憶を活性化する。
<病院内でのエッセンシャルオイルの使用>
♦︎デュフューザーによる芳香:
◾︎外来→オレンジ
◾︎医療療養病棟→レモン
◾︎一般病棟→ベルガモット
◾︎回復期→ペパーミント
◾︎暖和ケア病棟→ラベンダー
◾︎鍼灸室→グレープフルーツ
♦︎手浴、足浴:
◾︎ティートリー、オレンジ、ラベンダーを使用
♦︎病院屋上でのハーブガーデン
◾︎院内に『植物の気がある』療養環境作り
まとめ
●アロマテラピーは、今後日本が突入する『超高齢社会』『多死時代』のセラピーとして、ニーズが高まることが予想される。
●現在は医療として認められておらず、治療行為はできないが、フランスやベルギーのように医学的な立場が確立されることを願って、実習と学習を重ねていきたい。
より多くの患者様のQOLを支えられるように、アロマ外来の整備も進めていく予定。
●患者様の治す力を引き出すと同時にスタッフの癒しとやる気を引き出す活動としても、さらに推進していきたい。
ラストは、
小児科医のレポートです。
《使用したエッセンシャルオイル:》
1、気管支炎(喘息)→イージーエア(ブレンド;ローレルリーフ(月桂樹の葉)、ペパーミント、ユーカリプタス、ティーツリー、レモン、ラベンサラ)
2、鼻喉アレルギー→レモン、ペパーミント、ラベンダー、オレガノ
※気持ちを落ち着かせる(リラックス)ために上記に加えてオレンジを用いることもある。
エッセンシャルオイルは昔から使用されているが、現代医療に導入されるケースは少ない。
医療現場でエッセンシャルオイルを導入する為には
★使用するエッセンシャルオイルの品質
★症例数の蓄積
★医師自身がエッセンシャルオイルについての知識をもつことが大切
~エッセンシャルオイルの品質を証明するのが「科学の力」~
すべての医療行為をエッセンシャルオイルで代替することはできなくても、さまざまな分野において、導入できる余地があるのではないか?
→そのために、適切な場所、前提、検査、タイミングが必要である。
医学者がデータを蓄積していくことも重要。
患者が治療法を選ぶことができる時代
現代医療の良いところと エッセンシャルオイルの良いところを統合する
保険治療+a= 『自分に合った治療法選択』
患者情報
・年齢:12歳
・症状:頭蓋内腫瘍の外科手術後、夜尿症の傾向有。
・原因:治療の影響で、下垂体ホルモンが分泌低下
⇒ホルモン治療、カウンセリングするが、目立った改善が見られない。
抗うつ剤などを使用する方法もあるが、ほとんどの患者は薬を嫌がる。
使用したエッセンシャルオイル:
アロマタッチ
(ブレンド; バジル、グレープフルーツ、サイプレス、マジョラム、ペパーミント、ラベンダー、ベチバー)

下腹部に塗布
→毎日あった症状が、数回の頻度に減少。
オイルへの期待=「症状が起きないという」成功事例をつくる。
「成功する可能性がある」と認識するだけで改善する可能性がある。