豚児のお菓子のオマケについていたオモチャ。
このオットセイの鼻に輪っかを乗せるだけの簡単な物。
豚児がこの簡単なオモチャで夢中になって遊んでいるのを見て思い出してしまった。
「手のっけ」
私が名付けたオモチャの名前である。
小学生の時にあったクリスマスの手作りプレゼントの交換会。
私は、何を作っていいやら全くわからずに、なんとなく
「ヨーヨー」
を作ろうと思ってしまった。
当時はヨーヨーが流行っていたのだ。
さて、と、考えた私は裁縫道具にある糸巻きを使うことにした。
それに、タコ糸を巻きつけて、ヨーヨーを作ろうと。
実際に作ってみたら、糸巻きの両サイドに丸い壁のようなカバーを付けないと上手く行かない事がわかった。
(わかったつもりでいた)
さっそく、段ボールを丸く切り取り、同じサイズの物をもう一枚作って、二枚の段ボールを糸巻きを挟むようにサイドに貼り付けた。
よし、これでうまく行った。
(と思った)
なんだか、段ボールというのも味気ないので、模様を書いた。
書いているうちに夢中になってしまって、作業は夜遅くに突入。
だんだん焦ってきたけど、見た目に手を抜きたくないので頑張って書き上げた。
なかなかの出来栄えである。
では、試しにヨーヨーを楽しもうとしたら、、、、
その段ボールをつけた糸巻きは、糸が伸びればしたに落ちるのだが、どう頑張っても上に上がってこない。
技術力で何とかこの駄作をものにしようと懸命に努力すれどもいっこうに糸巻きは上がってこない。
これではヨーヨーとは言えないではないか!!!
もう夜もふけてきて、時間がない!
私は何とかヨーヨーを完成させるべくカバーを外したり切ったり、糸巻きに細工をするがどんどんパニックになって、とうとうせっかく書き上げた段ボールのカバーはグチャグチャに。。。( ̄O ̄;)
も、もうダメだ。。。
段ボールが外れた、タコ糸の付いた糸巻きを持って呆然とする私。。
むなしくタコ糸を巻いて、、したに下ろして上がってこない糸巻きをしばらくブラブラさせていたが、剣玉の様にクイッっと引き寄せて手に乗せた。
お!以外にいいかも!(よくない)
私は諦めた。
この、ただタコ糸が付いた糸巻きに
「手のっけ」
とオモチャの名前をつけ、
どうやって遊ぶかの解説書を汚い字で殴り書きして、箱に入れてさっさと寝た。
翌日、私は誰かから素晴らしいクリスマスカードをいただいた。
飛び出す絵本の様な凝った作りだった。
私は、そっと「手のっけ」をプレゼントされたヤツを探すと。。。
いたいた、男子だった。誰だかは忘れた。。。
でも、首をかしげながら、糸巻きを手に乗せている姿はハッキリ覚えている。
その姿を思い出すと、いまでも胸が締め付けられる思いがする。。。
申し訳ないことをした。
「手のっけ」が忘れられない。。。
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