最近、ヒッグス粒子の発見が話題になりましたが、
そこで、また読み返しているのが、
「不老革命」吉川敏一著です。
原子や分子の話ですが、今回はタイトル通り老化や病気についての根本が書かれています。
近年あらゆる病気や老化にラジカルやフリーラジカルとよばれる「不対電子」を持つ分子が関与していることがわかりました。
普通、原子の原子核のまわりを対(ペア)の電子が2つあるとその原子や分子は安定するのですが、それが1つしかない場合は不安定になり、他の分子を攻撃して電子を剥ぎ取ってしまうというのです。
それが、DNAへのダメージやタンパク質の劣化につながって、、つまり細胞死、老化、病気へとつながるというのです。
このことをつまりは、「酸化」というのです。
で、抗酸化物質というのは、この電子を供給できる物質で、ビタミンCなどはすぐれた抗酸化力があるんですと。
それは、やっぱり自分の電子をラジカルに与えて、そしてラジカルになった自らは毒にならずに対外へ排出されるからだというのです。
なんて、良いヤツなんでしょう。
そんな、わけで、この酸化や抗酸化やラジカルや電子の話がいっぱいの本でした。
また、ビタミンC以外にも良いヤツがいたら紹介したいと思います( ̄▽+ ̄*)