「心静かに 心激しく ~禅と闘病 2つの生き方~」
というNHKの番組を数日前の早朝に見ました。
58歳の若さで、癌と闘病の末に亡くなった女性ドキュメンタリー作家の生き方。
106歳で亡くなった曹洞宗永平寺の住職の生き方。
二人の生き方を見つめるドキュメンタリーでした、、、
なんだか重かったけど感動しました。
まずは、
作家の人の闘病の際、ラジオ波治療というので、癌が消滅したことが分かったシーンにはびっくり。
さっそくラジオ波治療について調べてみると、針をさして、ピンポイントに癌を熱で焼く方法らしい。
肝臓癌ではすでに保険治療になっているとのことで、他の癌にも有効らしい。
いやー、知りませんでした。
そして、次に登場の住職さん。
彼の ゆっくりと、でもしっかりした口調で語る生き方が良かった。
住職曰く悟りは、「いつ死を迎えてもいいと思えること」だと思っていたらしい、でもそれが違ったことに気付いたとのこと、それは、
「いつも平気でいれること」なのだという、
「死を迎える時も平気でいる、そして生きているときはもいつも平気でいる」
あるがままを受け入れる、自然こそが真理であると語る住職の言葉にはかなり感動してしまいました。
禅とは、坐禅をしているときだけではなく、いつも禅、すべて禅なのらしい。
スリッパを脱ぐ脱ぎ方からその人の気持ちを表していると言う。
して、「息をするその ひと息ひと息がすべてなのだ」 とも。。。
ちなみに、わたしは特別どの宗教に入るわけではなく、信仰心が強いほうでもないのですが、、、なぜか住職さんの話はもっと聞いていたいと思いました。
なんだか、年末やクリスマス時期になると、どうも私は重い本やテレビを見る傾向にあるようですな。
それとも、メディアやその他がそんなテーマをやることが多いからなのかしらん?
とにかく柄にもなく、真顔で見入ってしまったテレビでした。