東洋医学の診断には、聞診(ぶんしん)というものがあります。
聞という字のごとく聞くという方法。
この場合、話を聞くのではなく、声を聞くのです。
声の大きさ、高さ、張り、力、これらを聞いてその方の体調を診るのです。
と、まあこんな話を授業でもするのですが、先日は私自身が身をもって体験してしまいました。
そう、あのウィルス腸炎の時の声です。
「ああ、三日三晩も吐き続けるとこんな声になるのだなあ」
と感心するほど声がでません。
はじめは、吐きすぎて声が嗄れたのだと思ったほどでした。
でも、違うのです。声に力が入らないのです。
まるで、腹をしぼらないと声がでないような状態。
まったくひどい状態でしたが、よい経験になりました(笑)
もう、しばらくは勘弁ですけどね!