
最近ケンカがケンカらしくなってきた分、やることも過激になってきた。
ある日、姉の渚沙が弟の南斗の肘のあたりを石で叩いたらしい。
帰宅前、妻からそう電話があった。
私が夜の10時頃帰宅すると、渚沙の泣き声がする。
「ワオーンッワーン、エーン、、ワー」
と大泣きしているのが聞こえる。
とりあえずほっといて洗面所で、手や顔を洗っていると洗面所のドアがバタンと開いて、
「ワーーン、ミナトの手をぶっちゃいました、ワーン、エッ、エ、どうなったか診てください!クッ、クワーンワーン」
ミナトを洗面所まで連れて来てナギサが大泣きして入って来た(笑)
当のミナトはキョトンとしているが、、、
「えーえええー、どこをぶったのー?!どうしてー、どこー??」
と、わざと大げさに目を見開いて聞くと泣き声は更にヒートアップ
「ワアーーン、ここを、ここを、、ワーン、イッ、イッ、石で叩いちゃったのーーーウワーン、ワワワ、ゴメンワサイイイーイーイ」
石が家の中にあるのが笑えるが、、
「どれ、どれ、、、、、、」
動かないはずのないミナトの肘を、わざと丁寧にゆっくり動かしてみては、「うーん・・・うーーん・・・」と言ったりして、
「・・・・よし!!!大丈夫だ!!、、、良かったね。ミー君の手はちゃんと動くよ。。よかったなーー。もう、石で叩いちゃだめだよー!」
「ヒエーーンエンエン、ウヘッウヘッ、ウワーーーンッッゴメンワサイイイー」
と、ほっとした渚沙が最後の大泣きをするのでした。
なぜか、そんな見事な大泣きをみていると「スッ」とするのが不思議です。
確かに、この頃のミナト会長のいたずらは、まるで映画のスティッチだそうで、
やりたい事を止められると、癇癪起こして下まぶたを引っ張る所まで(!)似ているとか(笑)
さらに、、、悪戯を止められそうになると、、
「 イ テ(痛) テ・・・」
と、こちらが一瞬ひるむとっておきの一言を発言なさるのだと言う。。。
話せる言葉などないのに、、、何たる悪知恵。
石でぶちたくなる気持ちが分からないでもないのである。。。