瞑眩反応 | ストーンセラピー施術日記

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石の持つ力と東洋医学の経絡経穴論や温熱効果を取り入れたストーンセラピー温石薬石整体術を実践しています。サロンとスクール代表が書く施術記(ほとんど雑記)です。

先日、Tさんを施術した際、

「あ~、今日は久々だから効いた~~~アハハハ」

と赤い顔して笑っていましたが、、、、



案の定、その後、微熱が出て、尿も大量に出て、体中がダルくて大変だったとのこと。

2~3日後にはスッキリしたとのことですが、効き過ぎてしまったのですね。



東洋医学的には瞑眩(めんげん)反応と言うものが出たのです。

一般的には、好転反応と言ったりするもとほぼ同じですね。


Tさんの場合、妊娠中は軽めの施術をしていたので、産後にたっぷり施術してしまったため瞑眩反応が出たのです。


瞑眩反応には他に、頭痛がする、目眩がする、鼻水が出る、下痢をする、疲れる(ダルい)、汗がでるなどがあります。これらの反応は、体が良い状態にもどる過程で起きるものなので、しばらくすると症状が治まって、体の状態が以前よりずっと良くなります。


ずいぶん昔、、、、

ご主人を亡くされた、一人暮らしのご婦人を施術したことがありました。

その方、ひどい坐骨神経痛で、歩くのも立っているのも辛いということで、病院へ数ヶ月検査入院と治療とに専念されましたが、それでも良くならなかった人でした。

病院で治らないとなると、今度は、気功やカイロプラクティッくや鍼灸や、ありとあらゆる施術を試しているということでした。


私が施術をはじめると、


「こんなに人から強く押されたことがない!」「大丈夫なんですか?」


などと、不安な様子でしたが、私も良くなってもらいたい一心で頑張って施術しました。


その日、家に帰った彼女は、ひどい目眩(めまい)に襲われて、夕飯の支度をしている途中の、夕方5時から、翌朝までグッスリと眠ってしまったとのことでした。


翌々日、施術に訪れたご婦人は、、、


「あんまに眼が回るから心配で心配で、、、私、一人暮らしだから、このまま死んだら孤独死になるし、救急車を呼ぼうかとも考えたんですよ!」

「最近、足腰が痛くて、寝付きが悪くて寝れなかったこともあるから、昨日は本当にびっくりしたわ!夕方から朝まで一回も起きなかったんですよ!!」

「足は、今までにないくらい楽になったのよ~、でも、あんなにダルくなるのは嫌だわ!!!」


などと、文句とも、お褒めともとれることをおっしゃってました。


彼女の坐骨神経痛は、その後、足繁く通っていただき、ご本人も驚くほど早く良くなって行ったのです。


その方は、もともと全身の血行が悪く、冷え性も強かった上に、腰や足の施術などはよくやったことがあったのですが、肩や首などの施術はあまり経験がないために、強い瞑眩反応が出たのでしょう!


いつでもそうですが、反応が強く出る人程、具合が悪いことが多いです。
また、そういう人程、良くなることも多いのです。


ですから、瞑眩反応が出たら喜んでもいいくらい!なんです。

でも、強すぎる反応は不快でしょうから、あまり出過ぎるのもね~。。。。

過ぎたるは及ばざるがごとし、ということで、何事もほどほどが良いようですな~、、、


あーーー今日は長い文でした~~
(読み返すのもつらそう)