昨日、学校の先生を施術していたら、
「先生は、どんな高校生だったの?」
と聞かれてしまい、いろいろ話していたら、岡野先生の話で盛り上がりました。
高校で一番恐ろしかったのが「岡野先生」でした。
威厳に溢れ、厳格な人でした。
「バカモノ!」
なんど、どなられたことか!
彼が、古文の授業をしていたときなんか、
「よし!奥村!カ行五段!行け!」
と怒鳴られたので、あわてて立ち上がって、
「カーカーカー・・・」
と口ごもったら、
私の目の前にツカツカと来て
「カーカーカーのカラスか!お前は!」
と怒鳴って「ボカ」と私のおデコに拳骨パンチを浴びせるのでした。
今度は、それを見て青ざめた顔をした佐藤さん(女性)を睨み、
「よし!佐藤、言ってみろ!」
かわいそうな佐藤さん、やっとのことで立ち上がったものの恐怖のあまり口をパクパク・・・
彼は、その佐藤さんの眉間に指で作ったピストルを向けて、
「その、腐った頭を打ち抜くぞ!バン!」 (>_<)
本当に恐い(・ω・;)(;・ω・)
「いいか!オクムラああ!古文はなあ、理屈じゃないんだ!暗記するしかなんだよ!わかったかバカモノ!」
「は、はい、わかりました」(ToT)
・・・でも、なぜか岡野先生が大好きでした。
とくに現代文の授業で惚れました。
森鴎外の「舞姫」という小説を1年もかけて勉強したのですが、その授業の面白さにグイグイと引き付けられたのを覚えています。
途中、夏目漱石の小説なども勉強しましたが、その授業にも非常に感動しました。
「いいか!オクムラああ、今のお前なら、なりたいと思うどんな人間にもなれるぞ、自我が目覚めて、自己確立をしていく大切なときなんだ!後、5年もたったら遅いぞ!」
と、よく言われましたっけ。
なにか深ーい人でしたね。
いまも元気かな?
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