施術が終わった直後、あるいはしばらくたってから、
だるーーーく なることがたまにあります。
東洋医学では瞑眩(めんげん)反応といいます。
ようするに、具合の悪い体が、正常になるための反応と思っていいです。
人によっては、頭が痛くなったり、めまいがしたり、お腹が痛くなったり、下痢したりと様々症状がでます。症状が多くでる人ほど、具合の悪い人が多いようです。
この間も、お客さまのKさんは頭痛がしばらくとれなくて心配させてしまいました。
非常に血行の悪い彼女は、施術直後からだるさで、自力で起き上がるのもままならないほど効いてしまいました。その後、しばらくしてから頭痛がしてきたのです。
もちろん、施術が効き過ぎたとも言えますから、次からは少し軽めにします。
この瞑眩反応がおさまれば他の症状も良くなっていることが多いです。
だるくなった例はいろいろありますが、なかには、フラフラするほどだるくなってしまい、しばらく寝込んでしまうケースもありました。
60代女性で一人暮らしのIさんは、このまま倒れても1週間ぐらいは人に発見されない!とか思って「救急車を呼ぼうと思った~」と話していた程です。
でもIさんは「坐骨神経痛」はずっと楽になって来たのですw
そう言えば押されている時から「こんなに押されたことない!」とおっしゃってましたっけ。
ちなみに俗にモミカエシと呼ばれるものと瞑眩反応とは違います。
モミカエシは中途半端に押されることでかえって筋肉がこわばる状態や、急激に筋肉を緩めたことによる反動としてかえって筋肉がこわばる状態を言います。
「押した跡が残った痛み」とも違います。こちらはどちらかと言えば打撲に近いです。筋肉痛のような痛みがしますが、2、3日で治ることが多いです。
いずれにしても、気持ち良~く終われる方がいいのですから、効き過ぎには注意します m(_ _)m