京都府の運転免許の更新は、不便な場所まで
出向かなければいけないので、行きも帰りも
交通手段の確保が大変だ。先週の日曜の話。
帰りに、バス乗り場に二つの行列が出来ていた。
一つはJRの長岡方面行き。もう一つは近鉄の
竹田方面行き。どちらも10人前後の人が並んでいる。

最初、長岡のほうを見たが、長岡に出るとそこからが
大変なので、出来たら竹田に出たいと思った。そして
長岡のバスが来るまでは35分もある。つまりこの
列の人は35分を寒風の中で待とうという人たちなのだ。

竹田のほうはどうだろうと、後ろの列のほうの
時刻表を覗き込む。見た時間は14時40分だ。
しかし、どうみてもバスの予定がない。たしかに
平日には、15時台に1本あるが、今日は日曜である。
日曜だと13時台でその停留所にはもうバスは来ない
のである。

僕は、何をこの人たちは待っているのだろうと心底
疑問に思うと、列の二人目に同年輩の男性がいたので
その疑問をぶつけてみた。信じられない答え。
「いやあ。並んでおけばバスが来るかなあと思って」
どんだけ暇なおっさんなんやと思い、今度は先頭の
学生に聞いた。

「ほら。あるんですよ。あと20分もすれば、
このバスが来ますから」そういって彼は平日の時刻表を
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指差した。
「でも、それは平日やで。日曜日はこっち」そう僕が
指差すと、さすがに気がついて「あっ。もうバスないんや」と
言った。

もうタクシーで帰るしかないので、その先頭の二人に
声をかけると、おじさんのほうはバスで長岡に出るというので
前の列のほうに並び替え、学生は竹田に行くというので
タクシーへの同乗をすすめた。

驚いたのは、もうバスが来ないと決定した後ろの列が
まだ崩れなかったことで、人間と言うのは習慣の動物
なんだと改めて感じ入った。いったいあの列の人は
何を待ち続けたのだろうか。悩む。