石田マネジメント事務所 -159ページ目

石田マネジメント事務所

技術やものづくりに関する最近の話題と気づき、ちょっとした備忘録を書いています。

製鉄会社の品質偽装、自動車会社で無資格検査員の横行が相次いで発覚していますが、この背景になっていることを考えると色々なことが推察されます。

 

事業環境が厳しく、コストも下げないといけないが、何かの前提を変えない限りもはやこれ以上はムリな所にきているのだが、それを言えない風土がある。

 

中間管理職か、経営層なのかわからないが、そんなことを言い出したら自分の立場が消し飛んでしまうので誰も言い出せない、とか、T芝のようにトップが部下を脅迫するケースなど、人間の劣化が大きい。

 

しかしグローバル競争で苦しいのは、ドイツも米国も同じであるにも関わらず、彼らはちゃんと相応の利益を出せている。これはよくスタディするべきでしょう。

 

思うに、設定しているハードル自体が不必要に高い、過剰品質になってコスト競争力を自ら下げている ということもあるだろう。いわゆる”程よし”品質にすべきなのだが、これもそんなことをいうと、馬鹿者! とどやされるので誰も言えないのだろう。

 

経営の資質を持たない人物が経営幹部になれる日本企業の風土を変える必要があるのだが、自分で自分をリストラする幹部など一人もいない。これでは、不祥事はなくなることはなく、日本企業は製造業だけでなく、全滅してしまいかねない。

みずほ銀行がAIなどによるIT活用で、1万9000人を削減すると発表がありました。他の銀行も数千人規模でリストラするという。

 

AIによって職が奪われると言われてきたが、いよいよ本当になってきた。確かにお金の入出金とか、貸付とか定型的な窓口応対業務は機械的にできる。

 

そういう意味で言えば、他にもその類の仕事はたくさんありそう。いつぞやNRIの研究所の方が講演していましたが、今後AIで代替される職業は色々あるが、高級で高収入の職業も代替されるいう。

 

例えば、弁護士とか大学の先生、裁判官なども含まれるそうです。役所の人とか役人も代替できるでしょう。

 

将来的に人間は何をするのか。芸術的なこと、創造的なことはAIは苦手というが、そんな創造的な人がたくさんいるとも思えない。それに、もしかしたら芸術も生み出すようなAIが出てくるかもしれない。

 

先日、IoT×DATA活用セミナーでヤンマーのIoTへの取り組みを聴講しました。ヤンマーという会社は今年で100周年を迎えるという歴史ある会社で、日本で初めてディーゼルエンジンを作ったメーカです。米原に中央研究所があり、以前訪問したことがあるのですが、その当時のディーゼルエンジンが展示されていました。

 

長く耕運機など農業機械を手がけてきていますが、海外では農業というよりはヨットなどの船舶並びにその船外機で名前が知られているという。南極越冬隊が始まった当時から現在に至るまでずっとヤンマーの発動機が越冬隊員の命を支えているそうです。

 

しかし、ヤンマーというとヤン坊、マー坊の天気予報のイメージが強く、何をしている会社かよくわからないというのではまずいということで、ブランドイメージを作ろうとしている。また、農機械にセンサーを装着してコマツのKOMTRAK同様に、トラクタロボットで稼働状態モニタリング、盗難検知、予防保守をするという。

 

会社のブランディングには製品デザインをかっこよくする、大阪市内でトラクターの後ろにフェラーリなどのスポーツカーを従えてセレモニーを行うなど色々と取り組んでいるようです。