今から150年前、明治天皇の出された五箇条の御誓文の中に、
旧来の陋習(ろうしゅう)を破り、天地(あめつち)の公道に基づくべし
という一文があります。従来からのよろしくない習慣を打ち破り、世界に通用する道理に基づく考え方、行動をしよう ということですが、今、この時代にこそ強く求められていることだと感じます。
これまで、会社や行政組織、大学機関などに属したり、関わりを持たせていただいてきましたが、そう感じています。
企業の経営層も学校の教授なども見るにつけ、挑戦しようという気概も、新たな価値を生み出そうという気持ちなく、既得権益にしがみつき、肩書きを盾に君臨することだけを目的に、後先のことなど考えず数字を出せ、数字を出せとしか言わない輩のなんと多いことか。
AI(人工知能)の領域では、欧米や中国の後塵を拝していますが、某国立大学の教授と言われる連中の現状を見るにつけ、落胆するばかりです。偽装や虚偽報告が絶えないメーカ、数字しか言わない経営者とそれに忖度することを強要される幹部、管理職などの実情を知れば知るほど、こんなことでいいのかと感じます。
この閉塞状態を打ち破るには、人の入れ替え、世代交代の加速ということが大切ですが、理知的な風をとり入れて改革することも必要でしょう。
今回、オリンピックで女子パシュートが金メダルをとりましたが、この偉業をなすために4年近く取り組んできたことが、スポーツに限らず、あらゆる組織活動にとって参考になると感じる。オランダから招聘したデビッドコーチの取り組みと、それに歯を食いしばって頑張った選手たち。相互の信頼関係も結果が出て行く中で醸成されてゆきました。
AIもベンチャーでがんばろうという新たな動き、ソニーがSAPでやろうとしている試みなどを見ると希望が持てる。
今さえよければいい、自分さえよければいい という老害ジェネレーションを早く入れ替え、挑戦する人が報われる社会風土作りを加速しなくては産業も教育も全滅する。