塩をお浄めに使うのは 以前から知っていた
お葬式などに参列した後 お塩の入った袋などを頂いていたし
お風呂に少しの塩を入れて 身体を浄めるのことも聞いていた
ただ漠然と そうかもしれないけれど でもね…
という感覚でしか なかった
でも、これほどの力があるとは…
長女の Y 子が ずっと腰椎のヘルニアで辛い思いをしている
5月半ば 少しずつ腰が痛み始め 痛みが酷くなって もう２カ月以上経つ
ブロック注射を勧められて
随分思い悩んだあげくに やっと思い切って受けてみたものの
最後の頼みの綱としていた注射を受けても
痛みも相変わらずで 何の変化もなく 途方に暮れた
その後ついに寝たきりになり 手術のことを考えるようになった
その頃が一番辛い気持ちだった
３回目の注射を受けたとき かすかに快方に向く兆しが見えて
そのわずかな変化でも 私たちは飛び上がるほどに嬉しかった
あるとき
私のイメージの中で Y 子の身体の中に 邪気が溜まっているのを感じ始めた
振り払っても どうしても そう感じてしまう💦
でもそれは いったいどうやって払っていったら いいのか
ずっと考え続けた
お風呂に浸かれるのだったら、湯船にお塩を入れてみるといいと思ったけれど
立つのがやっとで とても湯船には入れないという
では…
私は小さめの袋入りのお塩を持って 娘のところに行った
ただ 邪気が抜けていきますようにと 祈る気持ちで
ヘルニアが障っていると思われる 腰の辺りにその袋を置いて
その塩袋の上に そっと自分の手を置いてみた
少しでも 浄化した気分になればいいと思って
ところが…
数分経ったとき 娘が驚いた様子で言った
ピリピリ来る！ 電気治療している時みたいに
それを聞いて私の方がびっくりした
いったい 何が起きているんだろう
もうそうなると 何だか効いている気がして
黒っぽい邪気が溶け流れて そこに温かい光が入る様子を思い描いた
そういうふうにしながらも 私には確信なんてなかった
５分ほどすると いつも痺れていた脚の方に その感覚は伝わり
足先を触ってみると 実際に反対の足よりも ずっと熱くなっている
腰から足にかけて 身体の中で何かが活発に動いている…
ただただ不思議だった
理屈は全くわからない
でも 何らかの作用があり いい結果をもたらしているのは事実だ
15分ほどして終わると 長女は何かの施術をした後のように
心地よい疲れとだるさがあるという
そしてその後 身体が軽くなった気がするということだった
本当になぜか分からないけど これが塩の力であることは確かだ
何と有難いことだろう
それから毎日のように「塩手当て」と称して続けている
その日の娘の状態や おそらく私のエネルギー状態によっても
作用は色々異なっている
時には 作用が強すぎて 早めに終えることもある
それでも やはり なぜそうなるのか 全くわからない
ただ 色々な薬を体内に入れている訳でもないから
副作用があるとは思えないし
私が無理な力を使っているわけでもないので 安全だと思う
試しにお塩だけを患部に載せてみると
少し作用はあるものの 私が掌を当てている時のほうが 強いという
ならば…手を当てない手は ないよね
塩って こんなにも力があるのか…
私は改めて塩の力を見直した
そしてその手当を教えて下さった 見えない存在に心から感謝
今では 手当を始めて２週間くらい経ったかな
もちろん 処方されたお薬を飲んでいるからでもあるけど
酷いときは全く効かなかったお薬も いまは効果があるようだ
娘は日が経つにつれて少しずつよくなっている
4，5日前からは 少しくらい立って お茶碗を洗えるほどになっていた
まだまだ 敷いてあるお布団に寝ながら
時々起きて過ごすだけだけど
以前に比べたら まるで様子が違う
それに伴って 家族みんなに笑顔がふえてきた
そして 私の心もはずむ
本当に理由は分からないけど
お塩は 素晴らしい天の恵みだと しみじみと思う
それに 手を当てる私自身 心を綺麗に保たなければ…と思えてくる
塩は私に教えてくれた
ふと思うことは 何かのメッセージであること
それに従ってみることは 自分を信じられるということ
これまで 本当に何にも自信が持てなかった私だけど
この塩の力で 私は 自分自身をも 信じる力が湧いてきた
今は
Y子が自由に動けるようになった姿を思い描きながら
毎日塩手当を続けている
娘の邪気を浄化しようと始めたけれど
実は 私自身が浄化されているのだ…
ただただ
ありがたくて…
きっといつの日か
軽い足取りで動き回る娘の姿を見られる日が来るだろう
素晴らしい塩の力で
そして もしかしたら 私と塩との共同作業で…