伊勢﨑賢治氏の集団的自衛権
国際NGOスタッフとして多くの紛争処理を経験してきた伊勢﨑賢治氏が「生活と自治10月号」に「勝負はこれから閣議決定にあたふたしない」というタイトルで集団的自衛権について以下のように述べている。
「恐怖と財源、利便性との兼ね合いで防犯は成り立つ。政治やビジネスは恐怖を利用する。不審者がいるからと必要以上に恐怖をあおれば思うように誘導できるし商売も成り立つ」
閣議決定の理由となった想定のいくつかが「ありえない」と言う。
「中国が日本を本格的に攻撃することは考えにくい。国際法上侵略は明確に禁止であり、大国である中国がそのリスクを冒すとは思えない」
「局地的衝突が戦争に発展するのは内戦を抱えているケース。内戦がない中で領土紛争が戦争に至るようなシナリオは考えられない」
「北朝鮮がアメリカに向けてミサイルを発射するという想定も軍事的にありえない。そんなことをすればすぐに米国に百倍返しされる」
「邦人保護も大変なのは当該国で分散している日本人をどう集めるか。護送船保護だけをとりあげるのは想定していないも同じ」
「NGOを自衛隊が警護するという発言に至っては、NGOの本来の意味をまったく理解していない。NGOは中立性が武器」
「閣議決定くらいであたふたすることはない。あれだけの戦争を起こし、世界に迷惑をかけ苦難を味わった日本人の歴史の記憶がなくなるとは思えない」
私には伊勢﨑賢治氏の思い出がある。
何年か前の外大祭で伊勢﨑ゼミで「平和構築の寸劇」をやるというので楽しみにしていたのだが、とうとう巡り合えなかった。
中止だったのだろうか?