ギャル雑誌休刊
ギャル雑誌の「Happie nuts」が休刊(という名の廃刊)して記憶が新しいが、「BLENDA(ブレンダ)」も9月で休刊するという。
かつて出版業界にいた人間としては、いちおう驚く。
なぜ「いちおう」なのかと言うと、ファッション雑誌の休刊そのものはショックに感じなければならないが、世の趨勢から言ってなるべくしてなったにすぎないからだ。
原因は、売れなくなったのである。
その理由は「ネットだとタダだから」
また広告もネットに軸を移しているからである。
ところが30代後半から40代半ばの女性を対象にしたファッション誌は創刊になったり、売り上げを伸ばしている。
VERYは主婦をターゲットにしている。STORYはターゲットは主婦ではないが年代的には同じである。
この差は何だろう?
まさしく格差かもしれない。
VERYもSTORYも「余裕のある女性」向けである。
ファッションの店舗販売もその年代をターゲットにしたショップが増えてきたという。ヒカリエがそうである。
ここにある格差にはふたつの問題がある。
ひとつは若年層にとってケータイ・スマホは生活必需品であり、それに費やす費用は必要経費であるから、そこから得る情報を最大限に活用する、ということになる。
するとネット情報しか入らなくなる。
ネット情報はもっとも操作されゆすく、もっとも検閲に適したメディアである。
出版物は表現に問題があったとき、すぐには取り消せない。
ところがネットは瞬時にて消去できる。
この差は大きい。
もうひとつはかつては消費の大きな原動力は若年者だった。
なぜ若年者がそうではなくなったか、の問題は深刻に受け止めねばならない。
この問題には若年者の親の世代の苦境も見えるからだ。
若年者の貧困はどんどん深刻化する。
なぜなら表面に出てこないからだ。