坂東三津五郎の立場 2008年07月31日
坂東三津五郎が舞踊についてNHKでこう語っていた。
「踊る方は内容の意味するところを分からせようとは思っていない、お客は内容を理解しようとする、そこにギャップがある」
けっこう驚ろいた。常に意味を求めて結局「不得手」になっていたからだ。しかし、意味を求めずに鑑賞できるのだろうか?その方がはるかに高度ではないだろうか?
今月の歌舞伎座は市川海老蔵で大賑わいである。
海老蔵が舞った時、扇を開くところで扇が手に付かず大きく後ろに投げ捨てた格好になってしまった。
すると後見がそれを拾い上げ、「決められた」だろうタイミングで海老蔵に手渡した。
その様子が実にスリルとダイナミックスと美があり、舞踊に毎回欲しいとパフォーマンスだと思った。