デジタルメディアと教育、そしてケータイ 2007年11月09日
先日「デジタルメディアと教育」というシンポジウムにオーディエンス参加した。
テーマは、昨今の電子メディアが学生・生徒にどう影響を与えるか?ということである。プロフ、ブログ、裏サイト書き込みなどのいじめ問題や、出会い系サイト、ワンクリックサギ、フィッシング、違法品売買、勧誘サイトなどの犯罪問題などある。
しかし私が最も関心のあったのはケータイ電話の健康問題である。
16歳以下の使用に関して以下の国がはっきりと警告している。
イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、ロシア、アイルランド等。
イギリスのスチュワート報告では、携帯電話を使うことで健康に悪影響があるということは認められてはいない、としながらも特に子どもの使用に関し危険性を警告した。
理由は、
「子どもは神経組織が発達途上であり、頭の細胞は大人よりエネルギーを吸収しやすい。また大人より人生を長く生きる分、子どもたちはより多くの被曝量を受ける。その分子どもたちは大人より影響を受けやす。」
日本ではされていない。
また、SAR値規制も日本だけが大変にゆるい。さらに中継基地からの電磁波規制はとんでもなくゆるい。
以前から報告されていた電磁波過敏症や脳腫瘍や白血病以外に、熱に弱い臓器として「眼球」「精巣」も指摘されだした。眼球では白内障の増加があると言う。知人の女性教師は男子学生にケータイをポケットに入れるなとしつこく注意していると言う。
ところが「教育問題」が主なのか、その手の論議は出なかった。私はある程度のデータを持参したのだが無駄になった。生徒・学生の健康問題は教育問題ではないのか?と思った。
WHOなどもあと10年の追跡疫学調査が必要と言っていて、「10年たったらなんでもなかった」というなら杞憂で終わる。そうでなかったら誰が責任を取るのか?というより責任問題ではないと思う。
しかしおもしろいデータがあった。
子どもにケータイを許している保護者は、ケータイがどういうものか知らない人が多い。ところが子どもは保護者は良く知っていると思っている。子どもはケータイの無い時代を知らないので、保護者はケータイと長くつきあっていると思っているというのだ。