「死刑」の知識 2007年08月24日
昨日3名の死刑執行があった。
現法務大臣就任期間10か月で10人である。ちなみに前法務大臣は主義を理由にゼロである。
死刑に関しては、存置派、廃止派、停止派様々な論議が交わされている。感情論が入らなければ意味のある論議はいくらでもできる。
しかし「死刑」に対する知識は当然必要である。その中でも「死刑」がたいへん差別的な法規であるということを知っておく必要がある。
例えば、一審で懲役刑や禁固刑が判決されれば、その場で拘禁される。これは平等である。最高裁で確定するまで無罪判決がなければ、拘禁は継続する。
仮釈放を除けば平等である。
ところが死刑は違う。
死刑とは「生命を奪う刑」であり、拘束、拘禁することではない。
そして、死刑判決を受けた者、全員が刑を執行されるわけではない。
法務官僚が死刑囚の中から「適当に見繕って」法務大臣に具申する。そして法務大臣が承認すると執行となる。
つまり恣意的に、あるいは意図的に刑が執行されるのである。法務官僚と法務大臣の恣意が働くのである。
この差別はすごいと思う。同じ立場なのに、死ぬ者と生きる者とに分けるのである。
懲役刑に「執行猶予がつくのとつかないとの差」なんてものではない。なぜ執行が「平等」ではないのか?なぜ刑が「死刑」なのに長期拘禁が許されるのか?その論議は置き去りにされていないだろうか?
ある特定の人物により、これほど差別的に取り扱われる刑の執行はすぐにも停止すべきである。