4月歌舞伎座鳳凰祭初めての花ソト
花ソトとは花道の下手にある座席である。
今まで何故か座ったことがなく、今回初めて座った。
おもしろいことのひとつは、西桟敷席の客がよく見える。
桟敷席というのは一生座ることの無い席だと思うが、その席に坐っている人たちにすぐ目に入ってしまう。これがなかなか面白い。いつもなんか食べてる(笑)専用ドアもあるしね。
この日桟敷席は20000円、私の座った一階13列は18000円。2000円の差はお茶のサービスか…
また役者が花道を通る時は完全な逆光(笑) 。逆光で役者も見えない(笑) 。でもいいお席でした。
5月の文楽興業の切符が買えなくて、歌舞伎の昼夜両方行こうと思ったのだが、夜のメインは松本幸四郎の『梅雨小袖昔八丈』(髪結新三)だったが、『一條大蔵譚』の吉右衛門と芝雀がよかった。
歌舞伎の時代劇、特に源平モノはあまり好きではないので目的ではなかったのだが、役者で観てしまった。(「しまった」という言い方は変)これには踊りの要素、芝居の要素が入っていてなかなか難しい舞台だ。
さらに歌舞伎の別の楽しみ、衣装や持ち物などもある。
時蔵の『女伊達』は元々不得意な舞踊だが、なかなか良かった。「よろずや」の傘の勢揃いは面白かった。
主眼だった『梅雨小袖昔八丈』。
結論から行くと松本幸四郎がまあよかった。新橋で『不知火検校』を観た時に再確認したのだが、幸四郎には悪役が似合うのだ。しかしいつも感じることだが、声が通らない。
彌十郎とのからみはややシツコイか…
永代橋の装置はなかなか見せる。
雨の閻魔堂橋の立ち回りは浮世絵を見ているようだった。
初鰹の仕掛けは面白かった。
黙阿弥の名セリフは聞かせる。
2014.4.19鑑賞