駒澤大学P研学外ライヴ Pの楽しみとは…
このライヴに行くのは昨年に引き続いてである。それはPの楽しみを知ってしまったからだ。Pとはポピュラーのことなのだが、このポビュラーというジャンルはノージャンルに等しいのだ。
つまり、デスメタルもあれば、ピアノ一台で女性が切々とバラードを歌ったりする。
そして半数以上が女性で、女性の入っていないバンドは数少ないし、ガールズバンドはやっぱりカワイイ。
日本語歌詞の曲が多いのも魅力のひとつだ。
今回も3時から8時半までの長丁場。
全29曲。
バンドはほとんどが1曲のみ。2曲演奏したバンドは2,3にすぎない。つまりメンバーが入れ替わり、立ち代りなのだ。
今年も大迫力のマキムマムザホルモンの『F』があったし、女性が独りでピアノの伴奏で『落日』(東京事変)を歌い上げた。
そして盛上隊の存在も大きい。
ホルモンの時は体を前後に揺らすし、『落日』の時は全員フロアに座ってゆったりとしたウェーブをする。場所も楽器店のライヴ会場なので、照明も変化するしスモークもたかれる。
観る方でも十分楽しめるのだ。
また、三年生が引退するので、その追い出しライヴの目的もあり、セレモニーでもらい泣きしそうになったりする。なんだか先輩後輩がとても仲が良く、それが楽しさを倍加させているのかもしれない。
「我々の時代」―どう呼んだらいいかわからないが…学生運動の深い後遺症にスポイルされた時代。何か表現するとナンセンスと言われた時代。運動の中心にいた大学生は変わり身の早さから就職していったが、下働きさせられた高校生は自らの内部で思想的な「整理」を強いられた時代―
ロックをやる女性はいなかったし、みんなライバルだったし―というより「仲がいいこと」が否定された時代。家族も否定の対象だった時代―練習場所を探すのに苦労したし、ライヴ(ライヴという単語はなかった全てコンサートと言っていたように思う)する施設もなければ資金もないと言った時代だ。
楽曲も全て耳コピーだったし(ベースはラジカセの後ろから聞いてコピーした)、音源はラジオから採ったカセットテープのみ、楽器、アンプ類は高かったし…
少なくとも今の彼らには自由がある。
それを見るのが楽しいのだ。きっと…
2013年12月22日
Popular Music Association