デキムス・ユニウス・ユウェナリス(Decimus Junius Juvenalis)はローマ市民を揶揄して「パンとサーカス」と言った。
特定秘密保護法案を前にして、私たちもまさしく「パンとサーカス」の世界に入ろうとしている。
パンはアベノミクスであり、サーカスはオリンピックだ。
ただ、パンの質は違う。ローマのパンは実際に市民の口に入ったが、私たちのパンは必ずしも市民の口に入るとは限らない。
日銀短観は「緩やかな回復」を維持し、日経平均は高値をつけ、企業は高収益を記録するものの、ベアをする企業はほとんどないし、非正規労働者が減少すると予想するものはいない。
つまり法人資本家が資本を蓄積するだけなのだ。
つまり市民は鼻の前にパンをぶら下げられているにすぎない。企業がどれだけ自由に、企業がどれだけ自分勝手に活動できるか、それがアベノミクスの実体だ。労働者を自由に使い捨てできる社会をつくり、企業体の活動に市民が「妨害」しないように情報を操作しようとしている。
鼻の前にぶら下げるならパンよりニンジンの方が伝統的に正しい。
ならば「ニンジンとサーカス」だ。
もうパーティーは始まっているのだから…
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