渡辺貞夫/チャーリーパーカーに捧ぐ | leraのブログ

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渡辺貞夫/チャーリーパーカーに捧ぐ





 知人に勧められて聴いた。





 なにをいまさら1969年のヤマハホールでのライブ録音のナベサダを聴いたのか?すばらしいスリルが味わえるからである。





 パーソネルは八城一夫(p)原田政長(b)渡辺文男(ds)、ゲストとして日野皓正(tp)。60年代の後半からライブをよく聴いていたのだが、銀座のJUNKなどで人気のあったプレイヤーばかり。特に私はナベサダの弟である渡辺文男が人気があったという印象を持っている。





 スリルはsideB「言い出しかねて」である。


 ナベサダがソロで吹き始める。油井正一のライナーノーツでいくと、日野が不調でナベサダがメンバーを下がらせ、ソロで吹き始めた、と言う。





 その後に「オー・プリヴァーヴ」もソロで吹き始める。それが火を噴くようなソロで、他のメンバーがあわてて戻ってくるものの、ソロの激しさに入れない。





 日野が存在を示すために「プー…プー」とか音を出し、ベースは「ドーン…」と一音だけ出す。渡辺文男はハイハットを鳴らしたり。





 ナベサダはわざと彼らを入れようとしない。そこのところがものすごくスリリングなのだ。