元麻布で週に何回かアルバイトしている。交通機関がないので、歩いて20分かかる。当初はNHKラジオを聴いていたのだが、ラジオ体操が始まるので途中からIpodにかえコルトレーンやペトルチアーニや大友義雄を聴いていたが途中で止めなければならないので、志ん朝さんの落語にしたらどんどん聞き出してしまった。
今日、アルバイトが終わってIpodのスイッチを入れたら「黄金餅」で丁度麻布大黒坂から一本松坂に入る所だった。私が居たのはなんと一本松坂。落語はそこから絶口坂(実際には字は判明していない。絶口は現存する坂の名前)に入る。私が家に帰るには絶口坂は遠回り。絶口坂に入る手前を左に入り三の橋に抜けた方が早い。
ところが勢いとは怖いもので、絶口坂に入ってしまいかなり遠回りをして三の橋に出た。
落語「黄金餅」では死体が焼ける間新橋で一杯呑むのだが、それに刺激され三の橋から芝まで歩き立ち呑み屋で続きを聴きながら呑もうと思い入ったら、店のテレビが談志の死を伝えていた。
談志は死ぬ死ぬと言っていたし、その死を惜しむことは談志の遺志と異なることだと思うが、やはり時代の終焉を感じる。
志ん朝さんは稽古の人、談志は天才肌。なんかとても信じられない神秘体験に戸惑っている。
志ん朝さんのDVD二部セットは当然購入したのだが、本人が映像で残すことを嫌っていたので見ていない。多分見ないだろう。