テレビ東京系で放送されていた『モテキ』が映画になると言う。
テレビドラマの『モテキ』はたいへん面白かった。それは、男の発情期を扱ったものだったからだ。
人間の発情期がいつだか知らない。他の動物と違ってかなり長いことは確かだ。思春期から始まる発情期が受験産業や学校態勢によって強く抑制されていることも知っているし、故にそれが企業のターゲットにもなっている。
男の性欲の強さと、女の性欲の強さは基本的に異なる。これは脳下垂体の質量に関わるという報告もある。また、性欲の強さが加虐的になったり、暴力的になったりするとも言う。だから「戦争」と「性暴力」が密接な関係にあるということも納得できる。
性欲の強い男が、衝動の強さのままに行動したら犯罪者ばかりになってしまうが、現実は違う。
ドラマ『モテキ』は、抑えようのない性衝動の対する行動がテーマとなっているが、「性行為ができればいい」というものになっていない。
そこは、実に現実的な、あるいは人間的な問題で、性行為には前提が必要だと高らかに宣言している。
つまり、「好きになりたい」「好かれたい」「愛したい」「愛されたい」ということだ。
男はその中で逡巡するのだろう。その逡巡を性衝動の中で表現している。また、音楽が効果的に使われており、実に愛着を感じる作品でもある。森山未来のキャラクターもよく生きている。
ドラマのキャラクターがとても馴染んでいるため、映画がどうなるか…