アメリカ合州国大統領ほどスピーチに GOD を多用する人はいない。
オサマ・ビンラディンが暗殺され、多くの(と言ってもデータがあるわけではない)市民(と言っても国籍を確認したわけではない)が歓喜している様子に違和感を持ったのは私だけではないはずだ。
人の死を歓喜するという行為にだ。ひょっとしたら別の付随した事象に歓喜しているのかもしれないが…
フセインが逮捕された時、議会まで含めて多くの市民が歓喜し、「戦争は終わった」と言った。実際に戦闘や内乱が激化するのはそれ以降である。
また、フセインは、小泉純一郎元首相を除くほとんどの国家の指導者たちが冤罪で死刑になった事を知っている。
この歓喜のヒントはアメリカ合州国という国、あるいは構成員のキリスト教原理主義にあるかもしれない。
『本当は恐ろしいアメリカの事実』(エリコ・ロウ著講談社)
『神の国アメリカの論理』(上坂昇著明石書店)
こられの本には、アメリカ合州国のキリスト教原理主義の側面があきらかになっている。キリストの再臨や千年王国を信じる人や、天使の存在を信じる人があまりに多いので驚く。
ものすごく宗教的な「国家」である。実は宗教的という言い方は間違っていて、キリスト教的な「国家」なのだ。
かつては(今は知らない)「進化論」を学校で教えると犯罪者になった。
イラク侵攻の時に、「9・11の犯人はフセインと思うか?」というアンケートに多くの人がYesと答えていることも驚きである。
パーレビ、マルコス、ゴ・ジンジェムなど独裁者を支援することが好きなアメリカ合州国ではあるが、いう事をきかない指導者を排除することも好きだった。
対外的あるいは対内的な情報操作ではなく、本当にビンラディンの暗殺の成功に、人の死に、「歓喜」しているのだろうか?そして正義が達成されたと思っているのだろうか…