アマリア・ロドリゲスが劇中で「暗いはしけ(黒い小舟?)」を唄うことで有名な作品をやっと見ることができた。
監督はアンリ・ヴェルヌイユである。
アンリ・ヴェルヌイユには「ヘッドライト」「冬の猿」「地下室のメロディー」という名作がある。
1954年の作品で、プロローグはパリ解放から始まる。
その当時のリスボンやナザレの街並みが見られる点でも貴重かもしれない。しかし、映画としてはやや平凡である。ジョセフ・ケッセルの原作の良さは垣間見える。ケッセルには「昼顔」「影の軍隊」と映画になっている名作がある。
やはりアマリア・ロドリゲスの存在感がものすごく、ギターラの音色も素晴らしい。しかし、それは作品としてはマイナスに働いているのかもしれない。
音楽はミッシェル・ルグランが担当していて、かなり豪華スタッフであることがわかる。
原題Les Amants du Tage