急に寒くなりました。気付いたらサザンカがたくさんの花をつけていました。


 三重県で、温泉施設の女湯で体を洗っていた「男性」が従業員に発見され、警察に逮捕されたとのニュースがありました。その「男性」は自らを心は女性なので納得できないと言っているようです。


 先頃、最高裁が「戸籍の性別変更には生殖能力をなくす手術が必要であるとの要件は違憲」と判断を下しましたが、性別変更後の性の外観を備えるという要件には触れませんでした。そこが曖昧になっている以上、これからこうしたトラブルは増えていくと思われます。


 先週、おふろの王様多摩百草店に行ったとき、お母さんらしき女性と一緒に入浴している男児がいました。


 今は多くの自治体が公衆浴場での混浴を7歳以上禁止としていますので、その男児も体が大きくて小学生くらいに見えましたが、おそらく6歳以下だったのでしょう。


 正直なところ、私はあまり歓迎できない気分でした。男の子を育てた経験があればまた違ったかもしれませんね。


 小さな男の子でも違和感を感じてしまうのに、もし成人男性の体の人が同じ浴場に入ってきたら、いくらその方が心は女性であってもご一緒するのは遠慮させていただくしかありません。


 確かに自分を女性と認識している人が男性に囲まれて入浴するのは辛いでしょう。でも初めて会った他人にはその人が本当に性同一性障害なのかどうかはわかりません。


 逆に、自分を男性と認識している女性の体を持った人は男湯に入りたいと思うのでしょうか?当事者の方に聞いてみないとわかりませんが、体が女性のままでは良からぬ被害を受ける可能性がありますから、避けたほうがいいと思われます。


 誰もが快適で安心できる社会であってほしいと思いますが、どうしても利害がぶつかることはあります。そのために「公共の福祉」という考え方があるのですが、あまりにも多様性が尊重され過ぎていくと、今後はそれが成り立たなくなるのではと危惧しています。


 人間の思考の進歩もまた多様であって一律ではない、ということでしょうか。頭が堅めな私には認識したり理解したりすることが増えて大変です😔