道端の木に可愛らしい花が咲いて、なんとも上品な香りが漂っていました。よく見ると特徴的な葉の形…柊のようです。


 今まで身近に柊の木がなかったので、こんな花が咲くことを知りませんでした。でもこの香りは何だか懐かしさを感じます。


 「柊の花」と検索してみると、さだまさしさんの曲が出てきました。


    宵闇の手探りの中でこそ

     仄かに匂う柊の花


 いかにもさだまさしさんらしい、美しい言葉が紡がれている歌です。割と最近の曲のようですね。確かにこの花の香りが夜に漂っていると想像するとそれだけでドラマチックです。


    その花の名前を呟くとき

     美しさとは何かと思う


 YouTubeで最後まで聴いて、涙が出てきてしまいました。哀しく、そして優しい曲でした。


 柊というとクリスマスの飾りになる赤い実のなる木を思い浮かべますが、そちらは西洋ヒイラギ。この白い花が咲いている柊とは違うもののようです。


 西洋ヒイラギはモチノキの仲間、この柊はモクセイの仲間。なるほど金木犀や銀木犀の仲間ならこの芳香も納得です。


 この柊には初夏にブルーベリーのような紫色の実がなるそうですよ。ヒヨドリの好物なのだとか。


 庭に柊の木を植えてみたくなりました。


 …でも我が家の庭は好き放題伸びる金木犀と椿とサザンカと雑草で、ほぼジャングル状態…柊の入る隙間は無さそう😥


 まずは庭の草むしりと伐採が必須ですね。