タワーマンションというのは、どんな人が住んでいるのでしょう?地震や停電のときのことを考えるとタワマン住人はかなりのチャレンジャーといえますね。


 今朝の新聞に、板橋区にある有名なアーケード街の再開発に関する記事がありました。都の道路計画に伴いアーケード街を壊してタワーマンションを4棟も作るそうです。


 アーケード街って楽しいですよね。いろいろなお店がたくさん並んでいて、ぶらぶら歩いているとつい何か買いたくなってしまいます。以前はよく武蔵小山のパルム商店街に行って楽しんでいました。


 昔は日本各地の都市にアーケード街がありましたが、個人商店が閉店したりチェーン店が撤退したりで「シャッター商店街」になってしまったところが多いようです。寂しいものです。


 それにしてもアーケード街を壊してタワーマンション建設とは、何とも極端に感じられます。板橋の地元住民の方々は低層ビルを主体とした小規模な再開発を希望していたようですが、収益性の名の下にタワマンに取って代わられてしまったようです。


 元々私には人口減が進んでいる日本でタワーマンションなんてものが本当に必要なのかが大きな疑問です。3階建くらいのアパートや10階程度のマンションでは足りないのでしょうか?


 今私は2階建の家に住んでいますが、欲を言えば平屋の家に住みたいと思っています。東京を出て他の土地へ行けば可能かもしれませんが、残念ながら新しい家を買うお金はないので死ぬまで2階建で我慢することになるでしょう。


 2階建でもマンションよりはずっと地面に近いので安心です。若い頃1年間だけマンションの9階に住んだことがありましたが、嫌で嫌で仕方がありませんでした。別に高所恐怖症でも何でもないのですが、どうしても落ち着くことができなかったのです。


 生物としての人間が暮らす場所として高いビルの中が適しているのかどうか私にはわかりませんが、大地に近いほうが心身に良さそうな気はします。


 板橋区の再開発が今後どうなるのか、自分には関わりのない場所ではありますが、できればタワーマンションではなくアーケード街が残ってほしいものだなと思います。