「もう出馬してほしくない国会議員のベスト3は二階俊博、麻生太郎、小沢一郎」とのアンケート結果がスマホのニュースに出ていました。女性週刊誌の記事のようです。


 このお三方は80代という年齢よりは人となりが問題かと思いますが、確かに政治家志望の若者からすれば上が詰まっていると当選どころか立候補すら難しいでしょうし、我々国民も出来れば若くて柔軟な頭脳を持つ人に託したいところです。


 現在日本の閣僚の平均年齢は63.5歳だそうですが、一般社会では定年に等しい年齢ですね。


 平成以後の総理大臣が最初に就任したときの年齢を見ると安倍晋三氏の52歳が一番若い。何人かは50代の人もいますが大体は60代から上です。


 日本はいつから高齢者が政治を司るようになったのでしょう?


 歴史を振り返れば、例えば長屋王が政権首班になったのは40代、藤原道長は30代になったばかり、源頼朝は40代、足利尊氏は30代、時代が下って伊藤博文が最初に総理大臣になったのが40代半ば。


 現代より平均寿命が短かったとはいえ、長い歴史の中で30代や40代の人々がちゃんと国を動かしていたわけです。


 海外では40代の女性元首も珍しくはありません。中には30代で就任した方もいますね。


 そろそろ日本でも30代40代の政治家に活躍してもらいたいものですが、それには我々がそれを選択すると同時に、やはりご高齢の政治家には引退を決断していただきたいと思います。


 まあ、いくら若くても親や祖父母の地盤を引き継いだ世襲議員はお断りですが。本当に政治に対する志があるなら親とは違う選挙区から立候補すべきですね。