車券三点勝負 -2ページ目

車券三点勝負

1レースにつき買い目は三点まで。
的中したら祝福を。
外れ続けたら冷笑を。

六日間にわたる熱戦も千秋楽を迎えます。

昨日の準決勝3個レースは、すべてラインワンツー決着。それも、先行逃げ切り、捲り押し切り、先行逃げ切り。
それぞれライン先頭の頑張りと番手選手の援護がしっかり決まった好レースでした。

負け戦を含めると、最終バック取ったラインがそのまま勝ったレースが6個もありました。
湘南バンクはバランスのいい高速バンクで、特に先行有利というわけではないのですが、昨日は偏ってましたね。
それを予想できなかった自分が不甲斐ない。

そして、決勝に勝ち上がったメンバーも、戦前の予想とは少し違いました。
ドリームレース出身が4人、オリオン賞出身が3人ですが、松井と渡部幸は一次予選からの叩き上げ。
裏を返せば、脇本、松浦、清水、深谷、北井、平原といった新旧SSが残念ながら敗退してしまったわけです。

それでも、窓場は遅咲きながら限りなくタイトルに近い実力者だし、松井は地元で悲願を達成するチャンス。
郡司も松井のタイトルを後押しするはずで、並び順は松井の機動力を活かすため。ゴール前先頭なら郡司は差さないでしょう。

一方の古性や佐藤慎の安定感はさすがです。
そして見方によっては現時点で最強かもしれない眞杉。ただ決勝は関東勢が不在で単騎戦。劣勢は否めません。

まずは決勝の予想から。負け戦は後で追記します。

1R
周回 ⑦②④ ①③⑧ ⑤ ⑥⑨
徹底先行不在。そこそこバック数ある⑦長島がペースで駆けられそうだが、少しでも緩めると①三谷竜は先行勝負を挑んでくるので油断できない。
初手枠なりなら、⑦長島が仕掛けたときに①三谷竜は位置取りが難しくなり、関東ラインの押し切り。①三谷竜が初手で中団を選べば、勝負どころで逃げる関東の4番手から捲り決める。
2-4-37, 1-3-2
➜ 2-5-7 3連単14,040円 (ToT)
⑥山田諒の打鐘カマシの3番手を取った⑦長島が、①三谷竜に合わせて中団捲り。②神山拓の快勝だが、2着に続くはずの④中田健が⑤阿部力に捌かれてしまった。

3R
周回 ③⑧ ①⑨ ④⑦② ⑤⑥
①後藤と③取鳥の先行争い。あるいは④石塚が突っ張れば③取鳥は捲りにまわる。
いずれにしても機動力で⑧取鳥が勝り、復調した⑧隅田とのワンツーが本線。連下候補は別線番手から⑦東口か⑨瓜生。
ただ⑦東口は近況は目標不発もあるが少し元気がない。それより昨日の負け戦で⑥横山の直線伸びが妙に良かったのが気になる。⑤杉森が前々に運べば連下に食い込むか。
3-8-9, 38-38-6
➜ 6-7-9 3連単153,470円 (ToT)
③取鳥は初手から完全に組み立て大失敗。3着を期待した注目⑥横山がアタマまで突き抜けてしまうとは。

4R
周回 ⑨① ②⑧⑦ ④ ③⑤⑥
②岩本と③山崎賢の縦脚スピード勝負。⑨雨谷は両者のモガキ合いを待つのもいいが、番手斬り込みも妙手。⑧鈴木裕も⑤園田も横は脆い。
初手枠なりから、⑨雨谷が動かなければ、③山崎賢を②岩本が叩いていく展開。バック中団から③山崎賢が捲り決めて⑤園田は口が空く。
⑨雨谷が前受けから突っ張り、③山崎賢の番手に競り込むなら、②岩本のカマシ捲りが決まる。同県⑥鈴木裕の追走は五分五分。
ここは両ラインとも番手が弱いとみて、いずれの展開でも②岩本③山崎賢の両立を軸とする。間隙を⑨雨谷が突く逃げ逃げ逃げ車券。
23-9-23, 3-2-9
➜ 9-1-5 3連単20,520円 (ToT)
最終4角を2-9-3の形でまわってきたけど、③山崎賢が力尽きて①諸橋が伸びてしまった。③山崎賢はインに詰められてしまったのが敗着。

5R
周回 ③④ ①⑥ ⑦②⑨ ⑧⑤
機動力は①森田や③阿部将が上位だが、ラインの総合力では中近も互角以上。
初手は③阿部将がS取り前受け。まず後ろ中団から⑦谷口が出て打鐘で先行体勢に入る。
そこで前中団の①森田がどうするか。後ろに構えて遅めの捲りでは②稲川に止められるおそれあり、早めにカマしていくだろう。
①森田のカマシに⑦谷口が突っ張れば、最後に捲る③阿部将が勝つ。しかし、⑦谷口が①森田を迎え入れての3番手なら、先捲りで②稲川⑨村上博を引き出す。
3-4-2, 2-79-79
➜ 2-7-9 3連単3,550円 的中\(^o^)/
久々に展開予想と着順がセットで当たってくれた。⑦谷口の判断が正解。






6R

周回 ⑤③⑧ ①④ ⑦② ⑥⑨

①太田海と⑦寺崎、新旧ナショナル組の対決だが、現時点での力は明らかに①太田海の方が上。⑤菅田も⑥伊藤旭も真っ向勝負では太刀打ちできないだろう。

枠番どおりに並ぶなら、先に後ろから⑦寺崎が押さえて出る展開。①太田海がすんなり車を8番手まで引けば、一気に巻き返してそのまま押しきれる。

ただ、高速カマシになったときは④桑原が離れる。その番手に⑦寺崎か⑤菅田が嵌れば逆転もあるか。

あるいは打鐘で別線が包囲網を敷いて①太田海をインに封じ込めることができれば波乱もあるが、この別線メンバーはそれほど器用ではなさそうなので、その展開は消し。

軸は⑦寺崎の番手で勝負どころで前々位置にいそうな②山田久。

1-2-59, 7-1-2

➜ 1-4-5 3連単3,370円 (ToT)

⑦寺崎より先に①太田海が駆ける展開になってしまった。これでは④桑原も離れないし②山田久も連に絡めない。


8R

周回 ⑨① ④③⑤ ⑧⑦ ⑥②

時差ボケを脱したナショナル④小原佑が底力を発揮して逃げ切り2連勝。しかし3連勝を狙うここは⑨深谷が立ちはだかる。

その前に⑧吉田有との先行争い。スピードに勝る④小原佑が踏み勝つが、続けてくる⑨深谷の捲りは防ぎきれないだろう。

縦型の①小原太は追走可能。この展開で3着に流れ込むのは、④小原佑をマークする③竹内智か⑤大槻。あるいは脚をため直して伸びる⑥松本秀。

9-1-356

➜ 6-9-4 3連単149,810円 (ToT)

逃げた④小原佑を捲った⑨深谷をさらに⑥松本秀が捉えて逃げ逃げ逃げ15万車券。んなばかな。①小原太が踏み出しで離れて車券は早々に終了。


9R

周回 ②⑦⑤ ①④ ③⑧ ⑨⑥

ただでさえ強い②北井が逃げいちペース駆けのレース。後ろも⑦和田真と⑤和田健で鉄壁の南関布陣。

この4番手を①松浦か③浅井がとれば、勝負に持ち込める。内枠の①松浦の方が位置は取りやすい。

①松浦は番手飛びつき策もあるが、負け戦で地元相手のここは、横は封印して縦勝負だろう。しかし、今の力関係では①松浦が直線外を踏んでのアタマ突き抜けは難しい。内コースは⑤和田健がしっかり締めて開かない。①松浦は連下まで。

27-27-1, 7-1-2

➜ 3-6-8 3連単296,160円 (ToT)

①松浦が②北井の番手に飛びついて大量落車!

そうかー。。。結果はともかく、負け戦でも①松浦はこんなシビアな競走するのか。


10R

周回 ②⑤ ④⑥ ⑨③ ①⑦⑧

決勝進出は逃したが体調は万全な①脇本。ここは力で別線を完封か。

ただ、②北津留も⑨坂井もスピードではひけをとらない。②北津留が①脇本の仕掛けに合わせて先行争いに持ち込めば、⑨坂井の一発が決まる可能性もあり。

その流れで加速が乗っての③平原の逆転を祈る。

1-7-9, 9-1-3, 3-9-1

➜ 1-7-8 3連単670円 (ToT)

いったい④松本貴は何がしたかったんだ。①脇本の誘導員でしかなかった。



オールスター競輪 最終日 11R 決勝
まず一見して優勝候補は③佐藤慎に見える。北日本の4車連携。先頭は準決勝で強力な先行逃げ切りの⑨新山。④守澤⑥渡部幸が後ろを固める大名マーク。
ただ、別線の機動力⑦窓場⑧松井も強力。たとえ止めても番手から①郡司や②古性が伸びてくる。簡単にはいかないだろう。

⑨新山は逃げて勝つのが信条。⑦窓場も連日二車先行で逃げ切ってきた自信があり、ここも長い距離を踏む用意はあるだろう。
一方の⑧松井は自分の優勝だけを見て走るべき場面。早駆けは100%ない。短い距離の捲り押し切りだけを狙う。①郡司もグランプリを見据えて援護に徹し、完全に④松井の脚が止まらないかぎり交わしにいかないだろう。
単騎の⑤眞杉はまず北日本の5番手追走。後方から捲り上げる車があれば、それに乗って最終3角から勝負という構想か。

ケース1 北日本の先行押し切り
初手は枠なり。⑨新山を前受けで楽させないよう、内枠両者が前を取る。
赤板で上昇した⑨新山は流しながら様子見。⑧松井は全引きせず中団で粘る。
ここで⑦窓場が前を叩きに行かない場合、中団が位置争いで混戦になるか、⑨新山のペース駆け一本棒になる。

準決勝で脇本を捲った④松井が豪脚発揮したい場面だが、混戦から抜け出せない可能性も。抜け出したとしても、③佐藤慎④守澤という強力マーク陣の牽制と⑨新山の後がかりが阻む。

別線の攻撃を退けた③佐藤慎の差し切り優勝。あるいは仕事しすぎれば⑨新山の逃げ切り。
3-1479-12479
9-134-134

ケース2 ⑧松井の捲り
ケース1の打鐘過ぎに⑦窓場が前を叩きに出た場合。突っ張る⑨新山と最終ホームで壮絶なモガキ合いになる。
こうなれば⑧松井に大チャンス。脚をためてバックから一気の捲り。
⑦窓場の後位から自力に転じた②古性が迫り、①郡司の後ろに切り替えた⑤眞杉が伸びてくるが、①郡司の援護で振り切る。
8-125-125

ケース3 ⑦窓場の先行
ケース2の最終ホームで⑨新山が突っ張らず⑦窓場のカマシを迎え入れ場合。
こうなるとアテが外れた⑧松井は後方に置かれて万事休す。⑨新山の3番手捲りと②古性の対決に絞られる。
⑨新山の捲りが一気に決まれば、連下は②古性と③佐藤慎の奪い合い。あるいは、車間を大きく空けた②古性が⑨新山の捲りを阻めば、その脚で1着ゴール。連下に迫るのは①郡司③佐藤慎⑤眞杉。
9-23-23
2-13-135

ケース4 ⑦窓場の捲り
ケース1の赤板の時点で、中団の⑦窓場が先上がりした場合。
⑨新山が押さえ先行に出たとき⑧松井より⑦窓場が前位置にいる。こうなると⑧松井は構えているわけにいかず、仕方なく前を叩きにいく。
これはケース2の近畿と南関が入れ替わった形。
⑧松井と⑨新山のモガキ合いになか⑦窓場が捲りを決め②古性とワンツー。
27-27-135

以上、4つのケースから三点に絞る。

まず、最も可能性が低いのがケース1。逃げ切り優勝を達成したい⑨新山が打鐘からメイチ駆けに出ることはなく、ならば最終ホーム前に⑦窓場が仕掛けるケース2に移行するはず。

次にケース3。⑨新山が先行争いに日和ればあり得るが、あれだけ準決勝で強い競走をした⑨新山が⑦窓場との踏み合い避けるとは考えにくい。

残るはケース2と4だが、⑦窓場が先行と捲りどちらで勝負するつもりかによる。
捲り勝負を選んだ場合、ケース4の様に⑦窓場に都合よく展開するとは限らない。ならばG1初優出で爪痕を残す先行勝負だろう。
よってケース2。①郡司は⑧松井をグランプリに引き込むべく、援護に徹して2着にもこだわらないとみて、②古性と⑤眞杉の連下を優先。

3連単 8-2-5
3連単 8-5-2
3連単 8-2-1

➜ 2-7-9 3連単27,700円 (ToT)
優勝は②古性優作ーーーーーー!!
強い!
ゴール寸前で⑦窓場の捲りがとどいたと思った瞬間、その外を黒の勝負服が駆け抜けてゆく。

まずスタートは①郡司と②古性が飛び出し誘導の後ろで並走も、①郡司が一車下げる。これは最初から南関は3,4番手狙いだったか。

赤板で⑨新山が上がり、⑦窓場は突っ張る素振りを見せるも、すぐに車を下げて5番手に嵌まる。これも作戦どおりの動きに見えた。

⑤眞杉は北日本を追走するも、⑦窓場の突っ張る動きを警戒したのか、南関の後ろに降りたのが失着。

最終ホームで⑨新山が加速。まだ⑦窓場も⑧松井も動かない。
そして最終2角から⑦窓場が発進。その加速に乗って最終3角で⑧松井が発進。この両者の仕掛けタイミングも作戦どおりに見えた。
⑦窓場は③佐藤慎のブロックを受けるも失速せず。

⑨新山、⑦窓場、⑧松井、それぞれが思い描いたとおりの組み立てで力勝負を演じ、ゴール前で横一線。
しかし⑧松井は半車とどかず、②古性が1輪突き抜けた。

もし初手で近畿と南関の並びが逆なら、結果は違っていただろうか。⑧松井が最初にゴール線を切る展開になっただろうか。
おそらく、そうはならない。初手前受けなら⑧松井は赤板から脚を使ってゴール前は失速していたはず。最終3角まで動かず脚をためる⑧松井の組み立てはベストだった。

それでも②古性に先着することは敵わず。
やはり輪界最強は②古性。同世代の選手にとって、この壁はとてつもなく大きいかもしれない。

それにしても、②古性⑦窓場のワンツーで2万車券とは。買い足しておけばよかったと思えど、この1,2着から⑨新山の3着は買いにくいです。



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