平原は辛くも3着で準決勝クリア。三たびの眞杉番手から久々の記念優勝を掴み取ってほしいものです。
一方、地元から勝ち残ったのは取鳥と岩津。しかし決勝は松浦を番手に置く並び。逃げ切れず交わせず、両者にとっては優勝に最も遠い位置かもしれません。
もし取鳥が最終4コーナー先頭でまわってきた場合、松浦は差しに行くでしょうか。
ここで取鳥に地元記念優勝を譲っておけば、今後も気持ちよく働いてもらえるという打算もありか。
しかし、下積み時代が長い苦労人の松浦としては、取鳥に対しても忖度なしでシビアにいくとみます。
2R
周回 ⑧⑤② ①④ ⑦ ③⑥⑨
今場所動き悪い③日高は評価を下げる。⑧菅野が同県⑤荻原尚を連れて赤板先行に出るとみて、その4番手サラ脚追走から捲りで地元1勝を狙う①佐伯亮が本命。
1-5-49, 1-4-5
➜ 1-4-5 3連単1,820円 的中＼(^o^)／
初手で①佐伯亮が後ろ攻めになって焦ったが、③日高と⑧菅野でモガキ合いになってくれて助かった。
3R
周回 ③⑥ ⑦② ⑨⑤① ⑧④
⑨橋本智⑤阿部拓①齋藤登の宮城3車が一応の本線。
上記の初手から⑨橋本智が⑧常次の3番手を取れれば、そのまま3番手捲りに構えるだろう。しかし、別の展開になれば⑨橋本智のカマシは十分にあり得る。そこで隊列が乱れるなら③金ヶ江の一発。
9-5-1, 35-35-1
➜ 9-5-1 3連単2,470円 的中＼(^o^)／
⑨橋本智は3番手でなく5番手捲りだったがスピード良し。①齋藤登は離れたけど辛うじて。
4R
周回 ④⑦③ ⑧①⑨ ⑤② ⑥
動きいいのは④高田修⑦佐川のコンビ。これに対して⑧近藤夏が二日続けての先行策に出るかどうか。
ここは南関は中団構えとみて⑦佐川のアタマ固定。別線の車の出が悪ければ④高田修を残すのも可能。
7-3-148
➜ 7-8-3 3連単7,410円 (ToT)
⑦佐川にとって③松永はしょせん別地区か。大きく車間を空けて、ギリギリまで捲りを引きつけて。完全に3番手を殺す走り方だった。
5R
周回 ⑦① ⑤②⑨ ⑧③⑥ ④
昨日万車券をとらせてくれた⑦伊藤信と⑧畝木聖の再戦。
⑦伊藤信は8番手から不発かアタマかの二択だが、今回はどうか。相手の機動力は三日目と大して変わっていないので、ここもアタマにとどくとみるのが自然だが。いまいち信用できない。
むしろ別線に徹底先行がいないので、最終ホームまでペースが上がらず、⑦伊藤信がカマして一周駆けに出るという展開も。その場合は①渡辺十のアタマからズブズブ。第二先行となる⑧畝木聖の番手から③友定。捲る⑤箱田②庄子。
1-3-25, 1-5-2
➜ 7-1-3 3連単1,050円 (ToT)
結果は普通の一番人気だが、なんと⑦伊藤信がインを掬って4番手取りとは。けっして位置取りに動かず後方で脚をためるスタイルだったのに、急にジョブチェンジされると困る。
6R
周回 ⑨⑥ ③⑧④ ①⑤ ⑦②
③久田の逃げいち。番手の⑧滝本の位置は狙われどころだが、最終日負け戦で地元選手への露骨な競りかけはあるか。あるとしたら前で突っ張るふりしてのイン粘り。①不破あたりがやりそう。
ただし、③久田も地元を引き出せるようにイエロー外側をカマシ気味に出るはず。前で流していた別線は回転を合わせられず、本線3車できれいに出切ることも。その場合は③久田が思い切り引っ張って地元2車でズブズブ。
あるいは、①不破の飛びつきが決まった場合は、③久田の逃げ切り⑤高橋和の2着。
8-4-3, 3-5-79
➜ 5-1-8 3連単11,110円 (ToT)
①不破の奇襲カマシ逃げが見事に決まってしまった。③久田は油断し過ぎ。ていうか逃げいち構成なのに初手後ろ攻めというのが間違い。
7R
周回 ⑤②⑨ ①⑧⑥ ④③⑦
①石原颯と⑤橋本壮のマッチアップ。勢いは①石原颯にあるが、ここは後続が弱い。ラインの総合力では関東の方が圧倒的。
ダッシュ戦になれば他地区即席の⑧坂上樹⑥岩本和はちぎれるリスクがある。①石原颯は中団に構えて捲りの組み立てとみる。
⑤橋本壮がペース駆けなら②恩田のアタマからズブズブ。あるいは①石原颯の逆転。
2-9-35, 1-2-9
➜ 1-2-5 3連単2,380円 (ToT)
①石原颯の強烈なホームカマシ。案の定、後続はちぎれたが、⑤橋本壮も番手に嵌まれず数車身差。それにしても、②恩田も切り替えず最後まで⑤橋本壮を守るための追走とは。おかげで⑨武藤篤は4着止まり。
8R
周回 ①⑤ ②④ ③⑦⑧ ⑨⑥
関東、近畿、中国いずれも縦二枚重ねのライン。
初手枠なりから、ポイントは③橋本瑠がどれだけ逃げる気あるか。
ケース1）打鐘から③橋本瑠がふかせば、②晝田は捲りに構えるので8番手に下げた①福永は苦しくなる。⑦長島の抜け出し。
ケース2）打鐘で③橋本瑠が流していれば、②晝田が叩きにきてモガキ合い。隊列短く①福永の捲りが決まる。
いずれのケースでも②晝田を足場に抜け出す④竹内翼が連下の軸。
7-49-49, 1-5-4
➜ 7-5-4 3連単11,960円 (ToT)
タテ目！最終ホームで①福永のカマシが決まってからの⑦長島の反撃だっただけに⑤山田久が活きてしまった。
9R
周回 ④① ⑦② ⑨③ ⑤⑧⑥
地元②隅田が格上。⑦山根が主導権なら2車でも縦に抜け出す。
⑨立部が主導権を取った場合はどうか。それでも、捲り上げる⑦山根を足場に②隅田がアタマまで突き抜けそう。
いずれの場合でも前々にいる⑨立部の番手から出る③松尾が2着候補。
2-3-159
➜ 3-1-9 3連単39,790円 (ToT)
⑦山根の捲りが3番手横で止まって、そこから②隅田の突き抜けが来ると思ったのに。外並走のまま一車も出ずとは。
瀬戸の王子杯争奪戦 最終日 12R 決勝
中近が並び、地区単騎の⑥佐藤龍と⑧中本がそれぞれ3番手につけて、きれいな三分戦。昔はよくあったが、今どき記念決勝でこんな構成は珍しい。
ライン先頭の③山口拳と⑨眞杉はいつものスタイルを貫くだろう。
焦点は⑦取鳥の思惑。①松浦を連れて同県④岩津を3番手に置く布陣を引き出す責任もあるが、自ら地元記念を獲りたい気持ちも強いはず。中団捲り一発を狙う組み立てもあり得る。
レース展開は、初手の並びと⑦取鳥⑨眞杉の赤板での動きが分岐点となる。
ケース1 ⑨眞杉のカマシ先行
初手枠なりから、赤板で⑦取鳥が突っ張らず下げた場合。
先頭に出た③山口拳は逃げず流し続けることは自明なので、⑨眞杉は外並走でギリギリまで⑦取鳥を押さえ込むことができる。同時に③山口拳にも脚を使わせながら、最終ホーム手前からカマシ発進。
こうなると、4番手に嵌った③山口拳は脚をため直すのに時間がかかり、⑦取鳥の捲りは7番手からではとどかない。
直線で有利に交わす②平原が、①松浦と③山口拳の捲り追い込みを振り切って優勝。
2-369-13569
ケース2 ⑦取鳥の突っ張り先行
ケース1の赤板で⑦取鳥が突っ張ればどうなるか。
③山口拳はあっさり引いて一本棒で打鐘を通過。しかし、このまま⑦取鳥にペースで駆けられては①松浦の二段駆けもあり分が悪いとみた⑨眞杉は、4番手で構えず最終ホーム前に仕掛けるだろう。
こうなると、少なからず⑦取鳥と⑨眞杉の並走モガキ合いが続き、③山口拳の一発が決まりやすくなる。
3-25-12568
ケース3 ⑦取鳥のカマシ先行
初手で関東が前受け。赤板で⑨眞杉が突っ張らず下げた場合。
これはケース1の中国と関東が入れ替わった形になる。最終ホームで⑦取鳥がカマシ先行。⑨眞杉は7番手に置かれて不発。①松浦が直線で有利に交わす。
1-347-23457
ケース4 ⑨眞杉の突っ張り先行
ケース3の赤板で⑨眞杉が突っ張ればどうなるか。
この場合の⑦取鳥は、ケース2の⑨眞杉の様な早仕掛けはしない。サラ脚の4番手をキープしてバックから自分がとどく捲りに懸けるだろう。
こうなると⑨眞杉と⑦取鳥の力比べ。勝つのは②平原か⑦取鳥。
ただし、②平原が献身的な徹底ガードにでれば、⑦取鳥も②平原も共倒れ。その後ろから①松浦と⑥佐藤龍がコースを突いて伸びるというパターンもある。
7-1-2346
2-169-1369
16-16-3459
以上、4つのケースが基本形。
まず中国ラインとしては、初手で前受けするとケース1か2でいずれも良い結果にならない。①松浦が同じ様に考えているならSは取らないだろう。
すると関東が前受けになる可能性高いが、ケース3のように⑨眞杉が赤板で下げると関東にとって良い結果にならない。
したがって⑨眞杉は赤板で突っ張るしかなく、必然的にケース4になる。
②平原を応援する身としてはケース1でお願いしたいが、ここはケース4で仕方ないか。②平原の優勝確率は低くなるがゼロではない。赤板から風を切る⑨眞杉はさすがに末を欠く。隙あらば中割ってきそうな⑥佐藤龍をヒモ軸とする。
3連単 2-6-1
3連単 2-1-6
3連単 2-6-3
➜ 1-4-3 3連単3,110円 (ToT)
優勝は①松浦悠士ーーーーーーーー！！
展開は⑨眞杉が前受から突っ張らずのケース3。しかも②平原は⑨眞杉と連結をハズしてしまい万事休す。
終始中国ラインを追走していた③山口拳だったが、結局は1車も交わせず。
やはりグランプリチャンピオンの①松浦は強かった。
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