競輪グランプリ2023 | 車券三点勝負

車券三点勝負

1レースにつき買い目は三点まで。
的中したら祝福を。
外れ続けたら冷笑を。

ついに今年の総決算、グランプリレースを迎えます。

コロナ終わったのにF1が9車に戻らず、平原はSS陥落、車券も7月以降まったく当たらなくなり、私にとって今年は嬉しい競輪ライフとはいえませんでした。
それでも、こうして無事に年末のグランプリを迎えられた幸せに感謝しましょう。

今年のグランプリメンバーは、絶対強者の⑨脇本①古性、抜群の安定感を誇る②佐藤慎と③松浦、徹底先行を貫いて勝ち残った⑧新山、S班返り咲きの⑤深谷と⑦清水。そして新たなタイトルホルダーとなった④眞杉と⑥山口拳。いずれ劣らぬ魅力的な9選手です。

普段の私なら買わないコマ切れ戦ですが、G1決勝とグランプリだけは敬意を評して参戦します。

まずはS級シリーズから。

4R
周回 ③⑦⑤ ①⑥ ⑧② ④⑨
レース展開予想が難しい。機動力上位は①大石剣だが、マーク本職でない⑥菅原裕との2車ではたして主導権取りに動けるか。
まず①大石剣が打鐘で出て押えて先行体勢。そこで流していれば、7番手に下げた③橋本優が打鐘過ぎにカマシてくるだろう。そうなれば①大石剣は突っ張らず4番手に引いての捲り狙い。
逆に③橋本優は捲り構えなら後方不発。逃げた①大石剣が4角まで押し切り、⑥菅原裕が恵まれる。いずれの展開でも、連下は枠なりに南関を追う九州。
1-6-28, 6-8-1
➜ 5-3-7 3連単29,050円 (ToT)
①大石剣が③橋本優とモガキ合いになってバックで踏み負けるという展開は想定外。

6R
周回 ①⑨④ ②⑧ ③⑦ ⑥⑤
先行型が揃った一戦。
初手は④内田英がS取って①中嶋が前受け、以下枠なり。こうなると①中嶋は赤板突っ張り先行という選択もできる。徹底先行型としては今年の最終戦を逃げて終わりたいところ。
しかし、それは③青柳も同じ。打鐘過ぎに仕掛けて最終ホームでは①中嶋との並走モガキ合いになる。
こうなると有利になるのは4番手でサラ脚の②板垣。並走からの捲りなら⑦三宅達も⑨河野も仕事できず素通し。
2-79-79, 2-7-3
➜ 9-7-4 3連単9,570円 (ToT)
②板垣は初手前受けから何もせず車を下げて8番手不発。完全に乗る選手を間違えた。

7R
周回 ⑤①⑥ ⑧④② ⑨③⑦
6Rとは対象的に自在屋ばかりの一戦。
逃げるとすれば二段駆け体勢の⑧兼本とみる。格上は⑤松本貴①田尾だが、初手枠なりから素直に展開するなら、⑨佐々木眞が4番手を取り、⑤松本貴は7番手に下げる形になる。
⑧兼本から④佐方の二段駆け程度なら、⑤松本貴も⑨佐々木眞も捲り切る力はあるが、中団からいける⑨佐々木眞が有利。
⑤松本貴が不発なら台頭するのは北日本両者。⑨佐々木眞の捲りで加速もらった③須永⑦荻原尚が直線外コースを突き抜ける。
37-37-9, 3-7-2
➜ 5-4-9 3連単15,800円 (ToT)
初手で中団を取った四国ラインの作戦勝ち。⑨佐々木眞が終始7番手では北日本のデバンなし。それにしても、大したことないと思っていた九州の二段駆けが意外と手強かった。

8R
周回 ⑤② ①⑨⑦ ④③ ⑥⑧
実力的にも展開的にも①渡邉雄が優位。内枠を活かして初手前中団から、⑤河合のカマシ逃げを迎え入れて3番手捲りを決めるだろう。
本線プラス②雨谷しかないが、①渡邉雄が早めに仕掛ければ⑨阿部力の差し目十分。
1-9-27, 9-7-1
➜ 2-5-3 3連単8,120円 (ToT)
①渡邉雄が7番手に置かれて不発。この敗因は、②雨谷がスタート我慢して①渡邉雄が前受けになったことに尽きる。②雨谷の作戦勝ち。

9R
周回 ①⑤ ⑧③⑥ ⑦② ④⑨
本線は①森田⑤鈴木竜の埼京。最終日なら①森田はアタマ狙いの捲り組み立てとみる。②南修を連れた⑦中釜と南関3車の⑧染谷が先行争いの形になれば2コーナーから①森田が捲り再度⑤鈴木竜との首位争い。
15-15-2, 1-5-3
➜ 1-3-5 3連単10,610円 (ToT)
③岡村潤が伸び過ぎ。そこまで伸びなくていいのに。


10R S級シリーズ決勝
この前座のS級決勝が何気に面白そう。
④取鳥が単騎、⑧小林泰が番手まわりになったことで徹底先行不在の一戦。①佐々木悠と③嘉永がどう組み立てるか考えなければならない。自身の優勝を狙うのか、ラインを引き出す競走をするのか。

ケース1 ③嘉永の突っ張り先行
S数と脚質からすると初手は枠なり一択だろう。赤板で上がる九州ラインを追う近畿。打鐘で⑨三谷竜が③嘉永を叩かず逃がせば、7番手に下げた①佐々木悠は最終ホームで行くしかない。
両者踏み合うも③嘉永のスピードが勝り突っ張りきるが、続いて迫る⑨三谷竜の捲りは止められない。
29-29-58

ケース2 ①佐々木悠の先行
ケース1の打鐘で⑨三谷竜が③嘉永のインを切ってペースを落とした場合。こうなれば①佐々木悠は覚悟を決めて逃げなければならない。
③嘉永の鋭い捲りが迫るが、目下好調の⑧小林泰が番手捲りから押し切り。これを追う近畿両者が⑥高橋築を飛ばして連下に食い込む。
8-29-24569

①佐々木悠のコメントは「勝てるように何でもする」
ということは同県⑧小林泰や地元⑥高橋築を引き出すケース2はないのか。やはり①佐々木悠は競走スタイルや性格が山口拳と同じタイプかも。

とはいえ、ケース1の③嘉永の先行もどうか。外枠の後ろ攻めから上手くペース駆けに持ち込めるか疑問。
ならば、①佐々木悠が好むと好まざるによらず同県⑧小林泰に捧げる先行にでることを期待してケース2から。
3連単 8-2-9
3連単 8-9-2
3連単 8-2-5
➜ 8-6-3 3連単9,570円(ToT)
寺内大吉杯優勝は⑧小林泰!
狙いどおり①佐々木悠が逃げて⑧小林泰の二段駆け。しかし、連下候補の近畿ラインが7,8番手で万事休す。
結局、最後までノー和了のままグランプリを迎えてしまった。






11R 競輪グランプリ2023
全員が1着だけを目指す一発勝負。となれば誰も長い距離は踏みたくない。ギリギリまで脚をためて3コーナーから直線に懸けるのが基本。

ただし、逃げても優勝を狙える選手が二人いる。⑧新山と⑨脇本。ペースで駆ければ重くて長い立川の直線でも踏み直しての押し切りが可能な脚質を持つ。
したがって、展開選択は二人のうちどちらが逃げるかで二分される。

そして、他の選手は逃げるラインの3番手が欲しい。ただし⑨脇本①古性が相手では3番手でも苦しくなる。⑧新山を逃がしての3番手がベストポジション。

ケース1 ⑨脇本のロング捲り
まず初手が素直な枠なりになった場合。⑨脇本といえど一発勝負のレースで赤板から突っ張る選択肢はない。赤板前に⑦清水が動けば⑨脇本は早々に車を下げる。
中国両者や単騎勢が前に出て流し、打鐘過ぎに⑧新山が叩いて出る。その3番手には⑥山口拳も追い上げて来るが、横捌き強い⑦清水③松浦が取り切るだろう。
その中団争いで隊列が短くなり、⑨脇本のホームから仕掛けるロング捲りが決まる。ほぼ一周駆けなら①古性の差し切りも十分。
19-19-234567

ケース2 ⑧新山のカマシ逃げ
初手はケース1のとおりだが、打鐘で⑧新山が叩いて逃げず、⑨脇本を並走で押え込んだ場合。普通なら前で待つ⑦清水が腹を括って逃げてしまう場面だが、一発勝負ではおのずと仕掛けは遅くなる。
⑧新山が最終ホームで出切るギリギリのタイミングでカマシを決めれば、⑨脇本は一本棒の8番手で苦しくなる。
こうなると次はバックから⑦清水が3番手捲りだが、それを②佐藤慎が素通りさせるはずもない。車体を振って止めにいくだろう。
そこで外帯線を外したインコースが空く。ここを突く技量があるのは①古性③松浦⑥山口拳だが、この形で一番近くにいるのは③松浦。狙い澄ましてインを掬い、最短距離を突き抜けてゴールする。
3-1248-1245678

ケース3 ⑨脇本のカマシ逃げ
初手で②佐藤慎がS取って⑧新山が前受けの場合はどうなるか。
3番手に⑨脇本が入っても、赤板前から⑦清水が被せてくれば⑨脇本は8番手まで車を下げる。この形なら⑧新山は誘導を残したまま赤板通過。
しかし、ケース1よりも早く車を下げ切る⑨脇本は打鐘過ぎに仕掛けて最終ホームで主導権を取れる。
こうなると道中は誰も捲れない。最後は①古性が差し切って優勝だが⑨脇本の残り十分。
1-9=234567


以上、ケース1〜3からの選択だが、今年1年の競走を振り返ると、ここ一番のレースでは⑨脇本より⑧新山の積極性が目立つ。ケース3は消していい。

ケース2は⑧新山がよほどタイミング良く動く必要があるレアケースに見えるが、逆にケース1や3から⑨脇本が仕掛けどころを少しでも間違えるとケース2になる。

つまり、⑧新山が逃げるならその3番手を取れるのは⑦清水。
①脇本が後方不発なら、⑦清水の仕掛けで②佐藤慎のインが空き、そこを突いた③松浦が直線抜け出して初戴冠。その筋書きを狙いたい。

連下候補は直線で踏み直す⑧新山、自力に切り替えコース突く①古性、脚をためたときのスピード脅威な④眞杉。

3連単 3-4-1
3連単 3-1-4
3連単 3-4-8

➜ 3-5-4 3連単21,370円 (ToT)
③松浦が初戴冠ーーーーーーーー!!
お見事!
1着3着はきたけど⑤深谷は買ってない。。。

展開は消してしまったケース3。⑨脇本のジャンガマシ。最終ホーム手前から⑧新山とモガキ合いになるも、力で⑨脇本が出切る。
こうなれば①古性で決まりかと思ったが、終始ハイペースで車を出すタイミングが無かったか。

そして満を持した⑤深谷の単騎捲り。そこに俊敏に乗り替えた③松浦。
優勝ゴールまであと一歩の⑤深谷を捉えた③松浦。100点満点の立ち回り本当にお見事でした。

怪我に泣かされた一年も、最後の最後に一番でかい栄冠を強奪。③松浦の嬉し涙に彩られた感動的な優勝スピーチでした。

そして道中で⑦清水を弾いて3着まで追い込んできた④眞杉の実力も本物。こういうレースができれば来年以降の安定政権も期待できます。


さて、私の車券成績は過去最低で幕を閉じました。
来年は購入額をセーブしながら基本に立ち返り、ズレにズレたフォーカスを時間をかけて直す作業に入ります。おそらく完治に一年以上はかかるでしょう。

それでも当ブログは変わらず予想記事の掲載を継続できると思います。逆張り予想としてご利用ください。

今年も一年間、拙ブログの閲覧ありがとうございました。
それでは皆さん、良いお年を!


カプセルホテル レインボー総武線・葛飾区・新小岩店


7車不買運動  9車売上げ貢献 継続中

競輪愛好者の矜持にかけて、7車立てはいっさい買わず、その資金をすべて9車立てに投じることを誓います。


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