番組編成の優劣は、いかに三分戦を多く配置できるかだと思います。
選手を競走得点順に並べるだけなら中学生でもできる仕事。でも選手の性格、状況、人間関係などを分析した上で三分戦になるよう番組を作るのは熟練の職員にしかできない仕事。
玉野の番組編成はお見事です。初日二日目に続いて三日目も9レースのうち7レースが三分戦。（9車未満になる1〜3Rは当然カウント外。）三日目で7つも三分戦がある開催は見たことないかも。
二日目は固い決着が続くも、郡司が落車で12万車券。
そして私の三点車券は相変わらず絶不調。
「必ずハズレる車券」と化しているので、それはそれで信頼できる「逆張り」として、購入点数の削減にご利用ください。
4R
周回 ②⑨⑥ ①⑤④ ③⑦⑧
関東は②蕗澤⑨末木の縦二枚体勢。とはいえ二段駆けがあるとはいえない。
②蕗澤はS回数が多いが、突っ張り先行でなく引いての捲りカマシというタイプ。さらに3番手⑥内藤高の追走が心もとないので、早駆けから番手捲りという形になりにくいだろう。
押えて出る③蒔田を②蕗澤が叩きにいく。ここで③蒔田が突っ張れば①瀬戸に一発チャンス。
2車単 29-29, 1-5
②蕗澤が捲りにまわっても⑨末木の差しの確率が高いので9-2固定。①瀬戸の一発も消しにくい。
9-2-15, 1-5-9
➜ 9-2-6 3連単1,650円 (ToT)
初手は枠なり。こうなると②蕗澤が逃げたとき①瀬戸は7番手になってしまう。
5R
周回 ⑨③④ ⑦②⑧ ⑤①⑥
⑦上野雅と⑨笠松将の先行争い。両者とも後ろ2車に責任がある3車先頭なので、どちらかが日和って捲りに構えることはなさそう。
⑦上野雅は前受け突っ張りか中団からの組み立てで先に前に出る。遅れて⑨笠松将がカマシてくる展開とみる。
そうなると⑦上野雅が突っ張りきって②棚橋が有利に抜け出す。あるいは脚ためた⑤近藤隆の一発。
2車単 2-37, 5-1
②棚橋は同県⑧蓮佛のため直線では大きめに喰うはずで⑦上野雅は2着より3着。
2-3-7, 5-1-23
➜ 7-2-8 3連単2,200円
⑦上野雅は3着どころか2角捲りで押し切ってしまった。それも⑨笠松将が⑦上野雅を中団に置きながら赤板突っ張りにでたせい。
6R
周回 ⑤①⑥ ②④⑨ ⑦③⑧
新鋭②後藤の先行力が光るが、⑤渡口も簡単に主導権を渡す気はないだろう。意地の抵抗にでたとき、中団で脚をためるのは⑦伊東翔。
それでも②後藤が押し切りそうだが、⑦伊東翔の連絡みは十分ある。
2車単 27-27, 4-2
縦型④佐藤幸の番手戦をどうみるか。横の援護やごちゃついたときのコース取りは上手くなさそうなので差し目は消す。
27-247-47
➜ 9-4-5 3連単72,660円 (ToT)
②後藤は2周どころか青板バックから動き始めて2周半駆け。これではさすがに直線タレる。
④佐藤幸が必死で残そうとするところ、3番手から無情の中割り。
7R
周回 ⑤①⑦ ⑥②⑧ ③⑨④
昨日は調子を見誤った③石原颯だが、状態に問題なしとみる。となれば⑥鈴木浩では相手にならず、③石原颯が主導権取ってペース駆けだろう。
⑤川口聖①横関の岐阜の自力コンビが捲りに構えていると、③石原颯が叩いて逃げたとき中団は南関になり、7番手からの⑤川口聖の捲りはとどかない。
2車単9-234
直線で⑨阿竹がどこまで③石原颯を残せるか。⑥鈴木浩の抵抗も軽そうで③石原颯はペースで駆けることができるとみて2着寄りで。
9-3-12, 9-5-3
➜ 9-2-5 3連単31,150円 (ToT)
あれぇ？やっぱり③石原颯は不調なのか？
⑥鈴木浩なんかにあっさり叩かれて惨敗とは。切り替えて1着まで追い込んだ⑨阿竹はお見事だけど。
9R
周回 ⑦⑤② ⑧①⑥ ③⑨④
このメンバーでは⑦伊藤颯が二三枚ほど格上。別線としては、この⑦伊藤颯を何とか後方に置いての競走に持ち込みたい。
⑦伊藤颯は赤板から突っ張るタイプではないので、別線はスタート我慢して⑦伊藤颯に前を取らせるだろう。そこから③簗田が切って⑧磯島が叩いて逃げれば⑦伊藤颯を7番手に置いての一本棒ができあがる。同期⑧磯島が意地のメイチ駆け。
それでも⑦伊藤颯は捲り切るとみるが、後続の追走は難しくなるはず。
2車単 7-135
連下の一番候補は復調してきた③簗田とみる。
7-3-159
➜ 5-7-1 3連単6,190円 (ToT)
⑦伊藤颯のカマシに⑤阪本和が離れないどころか最後差してしまった。③簗田は前々に運べずいいとこなし。
10R 準決勝
5連覇がかかる⑨清水としてはここで負けるわけにはいかない。さらに決勝で立ちはだかるであろう古性に対抗するためには②犬伏も勝ち上がらせる必要がある。
一方、④野口は誰が相手でもいつものレースだが、⑥兼本はどうでるか。このメンバーには逃げも捲りも通用しないとなると、同県⑤中本を勝ち上がらせる競走に徹するしかない。主導権は難しいが、中団から捲り上げて足場を作るくらいはできる。
ケース1 ②犬伏のカマシ捲り
初手は⑥兼本が前で受けても何もできないので、九州は中団を狙うとみる。④野口はいつもの様に後ろ攻めからの押さえ先行なので、必然的に②犬伏が得意の前受けになる。3者の思惑が一致する初手並び。
ここから④野口が押えて出たとき、九州はまず②犬伏に並走。粘らず7番手まで引いた②犬伏は、④野口のカカリ次第で最終ホームから行くかバックから行くか判断。合わせて⑥兼本も動くが3番手あたりまで。
②犬伏の捲りカマシを③守澤が止められるかが焦点になる。②犬伏が止められた場合は③守澤と⑨清水の首位争い。⑨清水が弾かれる可能性も。
2車単 29-29, 39-39, 2-3
29-29-3, 39-39-578, 2-3-57
ケース2 ②犬伏の突っ張り先行
②犬伏はケース1で④野口の逃げを捲る形になると③守澤に止められるリスクがある。ならば前受けから突っ張り先行に出る選択肢もあり。
こうなると誰も捲れないが、④野口との踏み合いで脚色が鈍った②犬伏を⑨清水が3着以内に残せるかが焦点になる。
自力で外踏む⑤中本や、中団に降りた③守澤の追い込み中割りが迫るなか、⑨清水の腕の見せどころ。
2車単 9-235
9-235-123578
⑨清水としてはケース2で行ってほしいところだが、②犬伏としては二周駆けで残るよりカマシ捲りで出切る自信があるだろう。②犬伏が決勝上がるためにもケース1を選択するとみる。
3連単 2-9-33連単 9-2-3
3連単 9-3-7
➜ 9-2-5 3連単930円 (ToT)
初手は九州が前受けから④野口が執拗に②犬伏を牽制する変則的な展開。思い切りのいい④野口らしくない競走。
それでも力ずくでカマシきる②犬伏。3着③守澤の一番人気で決まるかと思いきや、⑤中本にインをしゃくられて失速。
11R 準決勝
二次予選で犬伏の番手をもらった①松浦は今回ウマなし。自力で⑦新山に対抗しなければならない。
4着4着で準決勝まで来てしまったS2⑥上杉。ここで出来ることは早駆けで⑤高久保②村上博を引き出すことだけ。
ケース1 ⑥上杉の赤板突っ張り
⑥上杉も⑦新山も赤板突っ張り先行があり得る。ならば内枠①松浦は敢えてS取らず中団を狙うはず。
②村上博がS取れば⑥上杉は赤板突っ張り先行しかない。打鐘から早くもメイチ駆けに出るだろう。
しかし、所詮はF1でも勝てない95点の先行。⑦新山が力ずくで最終ホームで出切るだろう。この地点ではさすがに⑤高久保も縦に踏めない。
こうなれば脚ためた①松浦のバック捲りとの勝負。番手③永澤は援護の余裕なさそうで、①松浦の捲りが決まる可能性の方が高そう。
2車単 1-359
1-359-235789
ケース2 ⑦新山が前受けから突っ張らず
初手でケース1とは逆に⑦新山が前受けの場合。そのまま赤板突っ張りでもいいが、⑥上杉の猛抵抗を受けながら4番手にサラ脚の①松浦がつくのはリスクが高い。
ならばと⑦新山は引いて捲りカマシに構える。しかし、その場合は中団から①松浦の牽制を受けて反撃が遅れそう。
そうなると⑤高久保が番手捲りに出る余裕が生まれる。合わされた⑦新山は不発で、近畿両者と追う①松浦の直線勝負。
2車単 125-125
125-125-125
決め手は初手。ケース2があり得るとはいえ、近畿としては⑦新山に前を取られると赤板突っ張りの可能性もあるので、やはりスタートで②村上博がS取るだろう。ケース1から①松浦の捲り勝ち。
3連単 1-9-3
3連単 1-3-9
3連単 1-3-7
➜ 5-2-1 3連単4,130円 (ToT)
初手はケース1、しかし結果はケース2。
⑥上杉が打鐘からメイチ駆けで⑦新山が7番手から動かず動けず。
今場所好調な⑤高久保の番手捲りは、サラ脚で追走していた①松浦に1車も交わさせないスピード決着。
12R 準決勝
郡司の落車欠場もあって、最終レースの②古性はSS一人独壇場となった。⑨稲川とのワンツーしかないレースで3着探し。
②古性は枠なりに関東の後ろからレースを進めれば、逃げる⑧太田龍の3番手を難なく取れる。そこからのひと捲りで3番手以降をちぎりそう。⑦笠松信が追走できないときは①吉澤か⑤取鳥③久保田の3着。
安くてもこれしかなさそう。
3連単 2-9-1
3連単 2-9-3
3連単 2-9-5
7車不買運動 9車売上げ貢献 継続中
競輪愛好者の矜持にかけて、7車立てはいっさい買わず、その資金をすべて9車立てに投じることを誓います。
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