眞邊明人氏原作の同名小説「もしも徳川家康が総理大臣になったら」は、ビジネス小説では異例の17万部を突破した。


現在の責任の所在が曖昧な政府に対する警鐘や、本来の民主主義とは何かを問うている。




メガホンを取ったのは、「テルマエ・ロマエ」シリーズや、「翔んで埼玉」シリーズで脚光を浴びた実力派の武内英樹監督である。




日本の窮地を救う為に組閣された、歴史上の偉人内閣。


豪華絢爛というべき、英雄内閣である。


総理大臣に徳川家康、財務大臣に豊臣秀吉、経済産業大臣に織田信長、内閣官房長官に坂本龍馬。


法務大臣に聖徳太子、文部科学大臣に紫式部、外務大臣に足利義満、総務大臣に北条政子。


厚生労働大臣に徳川綱吉、農林水産大臣に徳川吉宗。


徳川家康内閣が完成する。




その偉人内閣をフォーカスするのが、テレビニッポン政治部の記者、西村理沙である。




官房長官の坂本龍馬は、新聞記者の西村理沙に、自分の過去の恋人を投影させる。


お互いに信じられる存在になっていくのだ。




そんな中、豊臣秀吉の欲望や悪賢さが、偉人内閣の中に亀裂を作っていく。




偉人内閣の未来は?

そして、徳川家康は、国民に何を語るのか?


爽快さを感じ、非日常をたっぷり楽しめる映画である。


是非、この夏、劇場でご覧いただきたい。

ムービーオンにて、現在、上映中!