令和6年6月6日(木)、山形グランドホテルにて、山形交響楽協会の定時総会が開催された。


園部稔理事長の挨拶に続いて、リモートで参加された小川理子理事・アンバサダーからもご挨拶があった。




この日の総会では、西濱秀樹専務理事より、令和5年度の収支決算及び事業報告、及び、役員の改選について説明があり、全て承認された。


役員に新任されたのは、新理事に辨野裕東北電力山形支店長、新監事に山形放送の鈴木啓祐取締役管理局長。


どちらも、社内の人事異動に伴うものである。





業務執行理事の報告の中で、西濱専務理事は「山形県総合文化芸術館の事業報告」に触れ、大ホール稼働率は当初想定した70%を大きく超え83.3%となり、来館者総数は昨年度対比109%、イベント広場への来場者は昨年度対比212%の12万人を超えたことを説明する。


また、昨年の年間テーマには「Dramatic」を設定し、世界的指揮者や著名な指揮者、更には多彩な演奏家を招聘したとの報告があった。




東北芸術工科大学の中山ダイスケ学長からは、「この山形という地方都市に、モンテディオ山形やパスラボ山形ワイヴァンズというプロスポーツクラブが存在しており、山形交響楽団というプロのオーケストラの音楽が在り、映画祭もある。そして東北芸術工科大学という文化の創造拠点がある。こんな文化に満ち溢れた町で良かった!と、心から思っている。」との話があった。


もっと深く広く発信していきましょう!との呼びかけに、多くの参加者が拍手を送っていた。


クラシックは、世界の歴史や文化と出会う窓。

そんな事も、西濱専務理事は常日頃から言っているが、自分の捉え方一つで、新たな世界が見えてくるのだ。


微力ではあるが、山形交響楽団の更なる発展に寄与したいと思うのである。