人も、鬼も、もののけも

同じ都の暗がりの中に 時には同じ屋根の下に 

息をひそめて 一緒に住んでいたこの時代


陰陽師は

あやかしを支配する技を持っていると、信じられていたー




人嫌いで変わり者の若き陰陽師・安倍晴明が、最強で最凶の呪いに挑む痛快な呪術エンターテインメントである。


原作は夢枕獏氏で、監督は佐藤嗣麻子さん。

佐藤監督は岩手県水沢市出身で、山崎貴監督の奥様でもある。


ワーナーの関口大輔氏が、エグゼクティブプロデューサー。


面白い訳である。

映画を見終わった瞬間、口にした言葉…「めちゃくちゃ面白かった!!」




平安時代では、陰陽師は国家公務員であり、学生達は陰陽寮に入り、切磋琢磨して出世を目指す。


天武天皇によって創設され、「日本書紀」には西暦675年に、初めて「陰陽寮」という言葉が出てくる。


仕事内容は、「天文」「占い」「算術」「風水」だったとのこと。


当時の日本国の人口は600万人。


その中で、貴族は150人。

官僚(諸大夫)が1万2千人程度であった。

その末席が陰陽頭である。




そんなピラミッド型の支配体制が堅固な時代、頂点の帝の側近になるまで上り詰めた安倍晴明。


その不思議な能力と真っ直ぐな生きる姿勢を持つ安倍晴明を、山崎賢人が熱演している。


是非、劇場でご覧いただきたい。


ムービーオンにて、絶賛、上映中!