5月6日(月)、山形県出身で東北芸術工科大学出身の風間太樹監督がムービーオンやまがたに来場した。


2013年の山形国際ムービーフェスティバル(YMF)では、「Halcyon days」で観客賞と武林未来賞をダブル受賞され、その後2019年に「チア男子‼︎」で長編デビューされた風間監督。


昨年は、全国的な話題となった連続ドラマ「silent」の監督を務める。




久しぶりの再会となり、大活躍の風間監督に敬意を表する。


変わらぬ、素敵な笑顔が印象的であった。


今回は、新作映画「バジーノイズ」の公開に合わせて、山形キャンペーンを行ってくださったのである。




ゴールデンウィーク最終日のこの日の舞台挨拶では、映画パーソナリティの荒井幸博氏がMCを務め、風間監督の魅力を存分に引き出していただいた。


風間監督は、この映画を監督する経緯を述べられ、さらには、衣装のこだわりや音楽シーンの表現について、丁寧に話してくださった。




孤独であっても、自分の内的な世界が在る青春時代。

人と関わることで、自分の大切な世界が変わっていく。
感受性が強く、繊細でデリケートな人間であれば、尚更、他者との出会いは怖さのようなものがある。

そんな、自分達の青春時代の本質を、まっすぐ描いた映画であった。



ひとりの世界観から、2人でいる世界観。

「二人よがり」

そんな言葉に納得した。




それが3人となり、チームになる。


その人数分だけ、それぞれの主観や思いが、交錯する。




傷つきたくない。

傷つけたくない。

それでも共鳴してみたい。


そんな若かりし頃に感じた思いを、「バジーノイズ」は思い出させてくれた。


観終わった時、呟いた。

「最高の映画だった!」




頭の中に流れる音を、形にできればそれでいい。


清澄役のJO1の川西拓実も、潮役の桜田ひよりも、陸役の栁俊太郎も、風間監督が話された通り、個性溢れる演技で、それぞれの役柄を作り上げていた。


映画全般にイメージされた青の色彩も、音楽も、上手に調和され、心へ染みていくメッセージは、自己を肯定してくれるのだ。


是非、映画館でご覧いただきたい。


ムービーオンにて、絶賛、上映中!