山形と福岡の距離は、約1300キロ。


そんな遠い遠い時間と空間を超えた、感動の体験をすることになる。


正直、直接の試合会場とは、また違った感動と感激があった。




5月4日(土)の「みどりの日」の祝日、山形市のムービーオンやまがたでは、昨日に引き続き、福岡県飯塚市で行われたB2プレーオフ「山形ワイヴァンズ対ライジングゼファー福岡」戦の、パブリックビューイングを開催した。




この日も、多くのブースターの皆さんが、ムービーオンやまがたに来場する。




試合の前やハーフタイムでは、レギュラーシーズンのホーム戦のように、ワイヴァンズチアリーダー達が、パフォーマンスを演じ会場を盛り上げてくれた。




昨日の試合では、ワイヴァンズの良さを封じられ、なかなか強みを出せなかったが、ホームの福岡にしっかり食らいついていく。


第1クォーターは、福岡17点、山形16点。

第2クォーターは、福岡18点、山形17点。


まさにガップリ四つの、拮抗した締まった試合であり、好ゲームとなったのである。


前半が終わった時点で、福岡35点、山形33点の2点差。




とてもストレスフルで、タフでハードな試合を、第3クォーターで、山形が逆転する。


しかし、第4クォーターに入っても、息を呑む展開。


勝利の女神は、どちらに微笑んでもおかしくはなかった。


石川裕一HCの、あんな真剣で充実した顔を、初めて見たような気がした。




第4クォーター残り1分11秒時点で、61対61の同点の場面。


そんな中で放った、Jimmyことジェームズ・ベルの3ポイントシュート!


リングに吸い込まれていった。




Jimmyが吠える!

こんなJimmyを見るのは初めてであった。


この瞬間、パブリックビューイングの会場は、割れんばかりの大歓声!


勝利を決める3ポイントとなった。




村上慎也選手は、試合のポイントで、流石のコントロールを見せる。


第4クォーターは勿論だが、試合を通して、随所随所でベテランの味を見せてくれた。




リッキーパパやAちゃん、和真ご両親など、多くの皆さんが、遠い福岡県まで駆けつけてくれていた。




自分の友人の蔦井さん親子の姿もバスケットLIVEに写っていた。


現地の皆さんに、心より感謝と御礼を申し上げたい。




そして、ムービーオンやまがたのパブリックビューイングの会場も、ヒリヒリする試合でも、駆けつけてくれたブースターの皆さんは、スクリーンへ向かい大声援を送ってくれた。


試合を通してずっとである。


そのありがたさに、涙さえ出てきた。





そして、祈るようにしながら、最後の局面を迎えた。


山形が65点、福岡が61点で、山形ワイヴァンズの勝利である。


ムービーオンのシアター1は、180人の大歓声で溢れた!


泣いていた方もいた。




よく、勝利してくれたと思う。

夢を明日に繋げてくれた。


山形ワイヴァンズにとって、プレーオフでの初勝利である。


以前、誰かが言った。

「奇跡」は、天地人が揃った時に起きると。


天の時、地の利、人の和。


福岡は、石川ヘッドコーチと村上慎也選手の故郷であり、白戸大聖選手の古巣。

地の利はある。


人の和〜どのBリーグのチームよりも、一つになれる素晴らしいチームである。


そして、天の時〜、まさに天のみぞ知るのだ。


それを引き付けるのも、選手たちの気持ちの熱量次第であろう。


明日の勝利、そして、その次の高見に向かって、是非、奇跡を起こして欲しい。




試合の後の片付けのあと、昨夜はほぼ徹夜だったパスラボフロントメンバーが、上海厨房に集まり、ラーメンを食べながら打ち合わせをする。


この日の勝利を、水で乾杯!


その後、パスラボの事務所のあるダイバーシティメディアで、続きのミーティング。


今日の勝利で、このゴールデンウィークの3日間は、バスケ三昧となった。


というか、次年度計画やら次のシーズンの打ち合わせやら、さらには明日以降の準備など、仕事が山積みなのである。


しかし、プレーオフでの勝利などという出来事、こんな得難い体験は素晴らしいことであるのは言うまでもない。


明日も…。


そんな願いを胸に秘めて、先程、帰宅したのであった。


明日、ムービーオンやまがたのパブリックビューイングの会場で、お待ちしています!

午後2時からです。


福岡へ行かれた皆さん、よろしくお願いします!


ワイヴァンズブースターのすべての皆さんに、感謝です☆