今シーズン、ドイツのブンデスリーガから、初めて日本のBリーグに挑んだTJこと、ティモシー・ホリフイールド。


最初こそ、日本のバスケットボールに戸惑っていたが、次第に自力を発揮し出し、今では山形ワイヴァンズにはなくてはならない存在になっている。




彼と初めて話をしたのが昨年の10月。


外国籍選手4人の顔合わせ会で、山牛で焼肉を食べた時である。


TJは、とても茶目っ気があり、ジョークを飛ばし、陽気で人懐っこいという第一印象だった。


Tシャツの胸には、DRAGON BALLの亀仙人のアニメプリント。


プロバスケットボールの選手というより、アニメーション好きの天真爛漫な少年の心を持つ青年という感じだった。




そんなアニメ好きの若者が、一度コートに立てば、鬼神の如くワイヴァンズの守護神となる。


シュートブロックやリバウンドのスタッツはどんどん上がり、ディフェンスは一流であると証明してくれた。


さらにシーズン後半に入ると、オフェンス面でも頼もしさを増していく。


日本でのプレーに、本人自身も手応えを感じたと思う。




そもそも、今シーズンの外国籍選手はとても仲が良いだけではなく、それぞれの強みを知っている。


馴れ合いではなく、チームワークがとてもいい。


試合になると、それぞれの良さを引き出し合っているのだ。




4月19日(金)の山形新聞の朝刊に、「ボールを絵筆に替え」という見出しで、ティモシー・ホリフイールドの記事が掲載された。


本人にとっては、どれだけ嬉しかっただろう。


彼にとっては、絵を描くことは「本気」であり、大好きなことである。


それを、記事にしていただいたのだ。




これまでの彼は、色鉛筆で様々なキャラクターを書いていた。


これが、驚くほど上手いのだ。

(彼のInstagramから、見ることができる)


今回は、「日本」を描いた大きな絵画。

そこに、「日本」という文字も描かれている。


そして、右下には、彼の直筆のサイン。


彼の思いが込められている。




現在、ムービーオンやまがたに展示している。


同時に、この絵画が欲しい方の為の「オークション」も開催している。


購入ご希望の方は、オークションに参加いただきたい。




彼は毎週、日本語の先生を付けて勉強している。


勉強場所には、ダイバーシティメディアの会議室を解放している。


彼は日本語を学び習得したい気持ちがとても強い。

それだけ、日本を好きになってくれているのだ。


今回の絵画にある「日本」という文字も、そこから来ているのだろう。


是非、多くの皆さんから、オークションに参加していただきたい。