山形ワイヴァンズにとっては、今シーズン後半戦の山場であった、直近の4試合。


相手は、東地区のダントツの1位であるアルティーリ千葉と、西地区トップの滋賀レイクスであった。


B2の中では、B1に最も近い2チームであり、山形ワイヴァンズにとっては、どれくらい戦えるかを見極める良い機会であると共に、プレーオフに向けて1勝でも勝ち取りたい大一番であった。


しかし、結果は4連敗であり、やはり力の差を見せつけられた。




ただ、2月10日(土)に開催された、アルティーリ千葉では、千葉94点、山形87点と、最後まで大接戦であった。


また、2月18日(日)の滋賀レイクスとの第2戦でも、滋賀107点に対して、山形92点と最後まで追い上げたのである。


課題や問題点も浮き彫りになった一方で、次につながる学びの一戦になったことは間違いなかったと感じている。




今シーズンの山形ワイヴァンズは、昨シーズンに比べ、石川裕一HCが考える「徹底したチームバスケット」を目指し、攻撃回数やシュートのアテンプト数が格段に増えている。


それだけに、得点も多く、上位チームとも攻め合うことができる。


しかし、一方で失点も多く、上位チームの強力なディフェンス力の前に、ターンオーバーやイージーミスが増え、リバウンドの少なさなど、多くの課題が残ったのだ。




悔しい敗戦は続いたが、滋賀レイクスから92点を取ったことは、きっとこれからの試合に繋がっていくだろう。




今回の試合に先立ち、山形県立山形南高校のバスケットボール部出身の滋賀レイクスの柏倉哲平選手と、山形ワイヴァンズの阿部龍星選手に対して、山形南高校バスケットボールOB会から、激励品が贈られた。


二人のマッチアップも見ることができ、会場に来られていた関係者は、目を細めていたのだ。




また、昨シーズンまで山形ワイヴァンズに所属していた田原選手と眞庭選手も、元気な姿を見せていた。


出身選手の活躍は、とても嬉しく思う。

特に、二人は複数年所属していたので、尚のことである。




ハーフタイムには、諏訪幼稚園・保育園の園児達が、「すわだいこ」の太鼓のパフォーマンスを見せてくれた。


園児達の息のあった太鼓の音が、会場に響き渡り、気合が満ちてくる。


その後ろには、東海大学山形高校の生徒による「春夏秋冬」の字が書いてある紙が、力強く飾られていた。




山形ワイヴァンズの戦いは、まだまだ続いていく。


今シーズンは、残り19試合。


ここからは、プレーオフに向けた正念場が続く。


選手たちの疲労もピークであるが、会場に来てくださるブースター皆さんの声援に、背中を押されている。


是非、これまで以上の応援を、よろしくお願い申し上げたい!