11月18日(土)、19日(日)の2日間、山形市の総合スポーツセンターにて、トヨタ自動車アンテロープスと東京羽田ヴィッキーズの、Wリーグ公式戦が開催された。


山形では初の開催となる。




今年6月に、国際バスケット連盟・FIBA殿堂入りの快挙を果たした大神雄子さん。


大神雄子さんがヘッドコーチを務めるのが、開幕から連戦連勝のトヨタ自動車アンテロープスである。


山形市は、大神さんにとっては、山形市立第八小学校のうめばち女子ミニバスケットチーム、山形市立第一中学校の女子バスケットボール部と、小さい頃から大活躍した故郷の地である。




この両日は、山形県バスケットボール協会関係者、市内の小中学生、大神雄子さんの関係者など、会場には多くの方々が駆けつけたのである。



女子バスケットボールの日本のトップ選手たちのプレーは、とても輝いていた。


大神雄子HCの的確な指示も、流石だと思った。


何よりも、選手たちの信頼を一身に浴びていた。




自分は妻と伺ったが、大神雄子さんのご両親からお誘いを受けて、トヨタ自動車アンテロープスのベンチ裏で観戦させていただく。


ヘッドコーチと選手たちのやりとりが、生音声で聞くことができて、いつものバスケット観戦とは違う迫力があった。




試合の流れを上手に読みながら、どんどん点数を重ねていくアンテロープス。


3ポイントシュートの決定率や、ディフェンスの強度は、男子顔負けである。




ところどころで、ワイヴァンズチアリーダー達がパフォーマンスを見せてくれた。




1日目は、84対53でトヨタが羽田より勝利。

2日目は、75対63でトヨタの連勝となる。


これにより、トヨタ自動車アンテロープスは、開幕から12連勝となる。




2人のビッグウーマンがいて、若い元気のいい選手が多いアンテロープス。


山形ワイヴァンズが学ぶところも多かった。


特に、ディフェンスへのこだわりは、素晴らしいと感じた。




大神雄子HCは、自分のチームや自分の指揮官としての姿を、この故郷山形の地で観ていただくことが、とても嬉しいと話していた。


日本の女子では、史上初めての世界のバスケットの殿堂に刻まれた方である。


その人間が、現職として目の前に存在していること自体が、奇跡的なことであると思うのである。




ありがたいことに、山形ワイヴァンズの試合も、両日の夕方から同会場で開催した。






2日目のワイヴァンズの試合には、大神雄子さんが来場し、一緒に観戦していただいたのだ。


まるで、この日の山形市総合スポーツセンターは、バスケットフェスティバルの会場のような賑わいであった。


子ども達の心に残ったら幸いである。


この日のイベントを準備された、山形県バスケットボール協会の皆さん初め、多くの関係者の皆さんに、心からの感謝を申し上げたい。