先週末、恒例の山形ワイヴァンズの外国籍選手の歓迎会を開催する。


遠い異国に海を渡って来日し、東北地区の山形でバスケットボールをやるために、ワイヴァンズに加入してくれた。


心より歓迎したい。


外国籍選手をファミリーとして迎えたいというのは、自分の想いでもありクラブの信条である。


今年は、これまで初めてとなる4人の外国籍選手で、通訳として岡島和真選手と山梨佑斗チームトレーナーからも参加してもらう。




昨シーズンから、山形ワイヴァンズのエースとしてチームを牽引してくれた、ジミーことジェームズ・ベル。


ワールドカップ優勝国のドイツリーグから初めて日本に来てくれた、TJことティモシー・ホリフィールド。


208センチの高さがあり、昨シーズンの3P成功率は40%を超える、初来日のフィンキことマイケル・フィンケ。


ワイヴァンズとしては初のアジア枠で、香川から移籍してくれたオールラウンダー、ローズことルーズベルト・アダムス。




これまでは、歓迎会はホテルでの洋食ディナーであったが、外国籍選手たちの希望で「焼肉」となる。


これだけのメンバーが一同に会して、話しながら食事ができる個室のある焼肉店は少なく、今回は「山牛」に広い個室をとっていただく。






最初は、4人のコミュニケーションが取れているのか心配だったが、以前からのチームメイトのようにとても仲が良く、終始笑いの中での会話であった。


TJとフィンキは、このチームに入れてとても嬉しく、益々良いチームにしていきたいと話していた。


ローズは、山形ワイヴァンズでは、昨シーズン以上のパフォーマンスを見せたいと話していた。


ジミーは、今年のワイヴァンズはとてもバランスが良く、タレントが揃っているとのこと。


ジミー31歳、ローズ29歳、TJ28歳、フィンキ27歳。


ジミーには、「昨年のハビのように、長兄としてみんなを引っ張って欲しい。」とお願いする。





お店から、山形牛のお寿司をいただく。


初来日のTJとフィンキは苦手のようだったが、ジミーとローズは日本2年目だけあり、喜んで食べていた。


しかし驚いたのは、TJもフィンキも、食わず嫌いはなく、初めての食べ物でも、必ず「チャレンジします!」と、初体験を恐れないのだ。


異国を生き抜くとは、その国やその土地の風習に、どれだけ馴染めるかということを、彼らの前向きな姿勢から学んだのである。




この日、ドラゴンボールの「亀仙人」のプリントのTシャツを着てきたTJ。


日本のアニメーションが大好きだと言う。


実は、彼はキャラクターを描くことも得意であり、後日、自分は見て驚いたのである。


いつか、どこかに展示し、お披露目できればと思う。




二次会には、石川裕一HC、鳥屋尾聡ACも参加。


外国籍選手やチーム側の話を聞き、いよいよ始まるシーズン開幕に、心を合わせて臨むことを確認したのである。