9月16日(土)から、福島県郡山市で始まった第11回東北カップ。
大会直前になり、岩手ビッグブルズが選手のケガと体調不慮の為、不参加を表明する。
そんな波乱の中での東北カップ。
石川裕一HCにとっても、選手たちにとっても、今シーズンの初のカップ戦だけに気合いが入る。
この日の対戦相手は、攻撃的なディフェンスが持ち味のB1仙台89ERS。
石川裕一率いる新生ワイヴァンズが、B1チームにどれだけ闘えるのかが注目された。
4人の外国籍選手達は、ポテンシャルは高いのだが、うまく噛み合わず、連携もスムーズではなかった。
ターンオーバーや、イージーミスからの失点が多かった気がする。
まだ、日本のバスケットボールに慣れてないこともあり、開幕まで、更なるチーム内の役割の明確化と、コミュニケーションが必要だと感じた。
石川HCも、司令塔の村上選手も、必死に各選手に声をかけてコミュニケーションをとっていた。
そんな中、闘志を全面に出し、気迫プレーを見せたのが、白戸大聖選手と岡島和真選手である。
プレーそのものの上手さやテクニックよりも、気持ちが前に出ていて、今シーズンの大きな戦力となるに違いない。
白戸選手が13点、岡島選手が14点と、存在感を示したのである。
特に、第4クォーターの追い上げは素晴らしかった。
試合結果は、山形ワイヴァンズが70点、仙台89ERSが77点。
ワイヴァンズにとっては残念な結果であったが、まだまだチーム力を高められるポイントが見えた試合となった。
多くのブースターが福島まで駆けつけていただき、また、バスケットLIVEでも応援いただき、心から感謝と御礼を申し上げる。
開幕まであと20日。
さらにレベルアップしたワイヴァンズをお見せできるよう、選手、チームスタッフ、フロントが一体となり、取り組んでいきます。
今シーズンも、よろしくお願いします。