9月12日(火)、山形グランドホテルにて、山形市出身の大神雄子さんの、FIBA(国際バスケットボール連盟)殿堂入りと、山形県スポーツ特別賞受賞の祝賀会が開催された。


今年6月2日のFIBAは、大神雄子さんの殿堂入りを発表する。


それを受け、山形県も山形県スポーツ特別賞の授与を決めた。




小さい頃から見てきた大神雄子さん。


今回、久しぶりにお会いし、「大人になったなぁ…。」と感じた。


その佇まいや仕草…、やはり選手から指導者になるということは、こんなにも立派になったんだと、心から嬉しく思ったのである。




8月23日のフィリピンにて行われたFIBA殿堂入りのセレモニーの様子である。


その翌日に、関係者の方からメールと写真をいただき、世界のスーパースター達と肩を並べる大神雄子さんが、眩しくも誇らしく思えたのである。




9月11日(月)には、母校の山形市立第一中学校では、先生方や生徒達が、「大神雄子さんを祝う会」を開催する。


同日、遊学館では、山形市内の高校生300人に向けて、「世界にはばたく選手育成に向けて」という演題で、桜花学園高校やトヨタ自動車のヘッドコーチ等と、対談方式の講演を行った。


9月12日(火)に山形県庁にて行われた山形県スポーツ特別賞授与式では、吉村美栄子知事より大神雄子さんへ、記念のトロフィーが贈られた。






そして、その夜、山形グランドホテルにて、山形県内のバスケットボール関係者や大神雄子さんの恩師などが集い、「FIBA殿堂入り・山形県スポーツ特別賞受賞の祝賀会」が開催されたのである。




この日の祝賀会は、山形県バスケットボール協会が主催であるが、現会長が大神雄子さんの実父である大神訓章氏である為、主催者を代表して、副会長の吉村和武県議が行った。




日本スポーツ協会会長の遠藤利明自民党総務会長、山形県の吉村美栄子知事が祝辞を述べ、山形市の佐藤孝弘市長の乾杯の音頭により祝宴となる。


ビデオメッセージでは、プロゴルファーの上田桃子さんや、吉本興業の麒麟の田村さんなどがお祝いの言葉を寄せる。




大神雄子さんの山形市立第八小学校時代の冨樫先生、村上先生の担任団や、当時の山形市立第一中学校の保護者などが集まり、これはこれで懐かしく、とても盛り上がる。

(左からテーラー浦山さん、逸見山形市スポーツ協会会長、栗原前山形市社会福祉協議会長、両先生方、自分、松風屋さん)

自分も、第八小学校と第一中学校のPTA役員・会長時代から、長男の3つ年上の大神雄子さんは、当時から話題の子であり、保護者会や地域を上げて、彼女を育んできたのだ。




また、この日は、山形県バスケットボール協会のお歴々の方々が集まっており、我が孫の様に、大神雄子さんとの再会を喜んでおられた。


ちなみに、大神雄子さんの左隣が加藤啓先生93歳であり、自分の父の同級生である。

右隣は細谷壽守先生で細谷尚寿先生のお父上である。


山形県のバスケットボール協会のレジェンドの皆様である。


20年前に天国に旅立った自分の父・吉村和夫(大神雄子選手がミニバスケットで大活躍していた当時のバスケット県協会会長)も、その少し前に旅立った大正館の武田宣雄氏(同副会長・強化部長)も、今回の出来事を知れば、大喜びしていただろう。




多くの方々が、この夜、世界でも稀な快挙に心を躍らせ、山形県から生まれた希代の天賦の才能を、心から愛でた、素晴らしい祝賀会となったのである。




まだ祝賀会の熱が冷めやらない翌日、わざわざ大神訓章先生が、パスラボ山形ワイヴァンズの事務所があるダイバーシティメディアを訪ねてきてくださった。


合わせて、素晴らしいお花もいただく。


大神先生は、山形ワイヴァンズの設立当初からご尽力いただいてきた方であり、5期にわたって取締役を勤めていただいた。

先日、新たにパスラボ山形ワイヴァンズの顧問に就いていただき、これからも大所高所からご指導ご鞭撻を賜る。



今回のFIBA殿堂入りや山形県スポーツ特別賞の受賞を最も喜んでいるのは、実はお父上の大神先生であると自分は思っている。


雄子さんが小さい時から、大神先生はいつも目で彼女を追っていた。

1番の応援団長である。


山形ワイヴァンズの試合の最中も、トヨタ女子の試合が始まると、スマホでそちらの試合をチラチラ観ておられ、接戦になると、目の前のワイヴァンズの試合ではなくスマホでトヨタ女子の試合しか観ていないのだ。


奥様もまた同じであり、娘さんへの愛情たっぷりのお母さんで、雄子さんが学生の頃から、男女問わず選手たちを自宅に招き、お料理を作り、これからの選手たちと心を通わせていらした。


同年代の選手たちにとって、まさに大神ご夫妻は、山形の父であり母であった。


これもまた、雄子さんへの愛情の賜物であると、自分は思うのだ。




「お久しぶりです!ご飯行きましょう!いつも美味しいものばかり食べてますよね!」


この明るく元気なコメントが、今回も自分に発せられた彼女の最初の言葉であった。


とにかく元気で明るく、負けず嫌いで仲間思い。

そして、家族愛に満ちている。


日本代表監督、外国での監督。

それが彼女の夢である。


どこまでも、羽ばたいて行って欲しいと願っている。


心から、今後の活躍を祈念したい。


そして、11月18日(土)の午後1時から、山形市総合スポーツセンターにて、Wリーグのトヨタ自動車アンテロープスと東京羽田ヴィッキーズの試合が開催される。

翌日の11月19日(日)の午後0時からも、同カードが行われる。


大神雄子ヘッドコーチのリアルな采配をご覧いただきたい。


また、両日、Wリーグの試合が終了後、お客様の入れ替えを行い、Bリーグの公式戦も開催される。


山形ワイヴァンズとベルテックス静岡の試合である。


まさに、バスケットボール三昧の土日となる。
是非、ご覧いただきたい。