今年も眠れない日々がやってきた。


若手クリィエーターの皆さんの、才能の結晶と向かい合っているのだ。


今年で19回目を迎える山形国際ムービーフェスティバル(YMF)の、コンペティションの応募締切日が8月末日。


昨年は282作品の応募があったが、今年も事務局に届いているもので、既に270作品は超えている。




YMF事務局並びにムービーオン関係者、ダイバーシティメディア制作局の管理職も入り、予備審査を行う。


その中から候補作品を選び、本大会の審査委員の皆様へDVDを送り、審査項目に沿って点数をつけていただく。


それを持ち寄って、フェスティバル当日に開催する審査委員会で、各賞を決定するのである。 


グランプリ作品に輝いた監督には、次回作のスカラシップ企画を提案できるのである。


現在は、これまでの5人のグランプリ監督の企画が、映画化に向けて既に動いている。




今年も、驚くほどの力作が集まってきている。


まだ半分も観ていないが、それでも、素晴らしい作品に感動する。


その場で、何度も見返す作品もあった。




予備審査をするメンバーは、皆、仕事が終わってから集まる。


「才能よ、雪に埋もれるな。」のコピーの通り、新たな社会的な原石を掘り起こし、この映画祭の存在価値を実証する為に、交代しながらも頑張っていただいている。


自分と則子事務局長は、最初からずっとこの予備審査に参加しており、19年目である。


昨年までで、4007本。




今年の山形国際ムービーフェスティバルYMF2023は、11月の10日(金)、11日(土)、12日(日)の、3日間の開催である。


その時出会うであろうけれど、まだ出会ってはいない才能の持ち主に、夢と浪漫を感じながら、しっかり審査選考を重ねていきたいと思う。


まだ見ぬ天才達へ、いつか日本の映画界を輝かせて欲しいのである。