舞台は、大きな湖のある郊外の町。


息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたち。




それは、よくある子ども同士のケンカに見えた。


しかし、彼らの食い違う主張は、次第に社会やメディアを巻き込み、大ごとになっていく。




そして、ある嵐の朝、子どもたちは、忽然と姿を消した…。


安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子、高畑充希、中村獅童など、豪華なキャストが熱演している。




それぞれの人々に宿る主体性や正義感。


主体性があるだけ、周囲との摩擦やトラブルが生まれ、自分なりの正しさがあるだけ、偏見に繋がってしまう。


そして、知らず知らずのうちに、他者にとっての、あるいは自分自身の怪物を産んでしまうのだ。




カンヌ国際映画祭の常連である是枝裕和監督。


その彼が、才能あるクリエーターを集めて取り組んだ本作「怪物」


是非、映画館で観ていただきたいと思う。

必見です!