U-NEXTの本多COO。


アメリカにいると思うと、ヨーロッパの様子がFacebookにアップされるような、世界中を分刻みで飛び回っている方である。


そんな、本多COO率いるU-NEXTの最高チームが、忙しい時間を縫って来県され、ダイバーシティメディアにて、未来に向けた打ち合わせが始まる。




最初にご縁をいただいたのが、ユーズミュージックの稲葉社長。


YMF山形国際ムービーフェスティバルの審査委員であり、テーマ曲を歌うアンダーグラフの音楽事務所の社長でもある。


出会った時から、本多COOの知性と感性は素晴らしく、過去お会いした方々の中でも10指に入る能力をお待ちであると思う。


アメリカにて、あの「ゲーム・オブ・スローンズ」「ハウス・オブ・ドラゴン」のHBOとの独占契約、その後のベラトールや世界最高峰の総合格闘技団体UFCとの契約、そして、今回のスペインのサッカーリーグ「ラ・リーガ」など、彼自らが直接交渉し激論を交わしながら成果を導いてきた。


また、TBS・テレビ東京・WOWOWの共同配信会社であるparavi(パラビ)を統合すると発表したのは記憶に新しい。


アメリカのホテルマンから、ディズニー、ワーナー・ブラザースを経て、現在はU-NEXTのコンテンツ・エンターテイメントを担っておられる。


本多さんがCOOに着任してから、U-NEXTの加入者は右肩上がりで、先日、300万人を突破したのだ。




6月23日(金)の夜、約2時間の打ち合わせ後、山形の誇る歌人・斎藤茂吉翁が愛した山形市の郷土料理「あげつま」に場所を移し懇親会を行う。


本多COOは、日本の歴史や伝統文化にも精通され、四山楼でもそうだったが、「あげつま」をとても気に入られていた。




前回に引き続き、U-NEXTの脇田庄三執行役員、田中克明部長も同席され、様々な取り組みをお聞きする。


この日は、他者とのコミュニケーション能力や、企業のフィロソフィーや存在価値なども話題となる。


自分は、昔から、「あげつま」の料理を置く紙に印刷されている木津無庵の「和合の妙術」が徳目になっていることを話す。


〜大にしては方處を絶し、細にしては微塵に入り、活殺自在なり〜


「あげつま」の一階の間には、同書の色紙も飾られている。


何をするにも、人は一人では進めない。

意思と覚悟、そして出会いが必須である。




ウナギの蒲焼きと、白焼き。


夏バテ防止には、やっぱりウナギである。


この日のエネルギーを、イノベーションやアウフヘーベンに浄化し、新たな物語を始めたいと、強く思うのであった。