6月14日(水)、パレスグランデールにて、4年ぶりとなる第18回山形南高校・躍進・安全祈願祭が行われた。


この祈願祭には、山形南高校と山形南高校同窓会、さらにはスポーツOB会と文化部OB会の役員が加わり、PTA会長も招待するという、オール山形南高校によるものである。




山形南高校を卒業してから45年が経つが、当時の同じ時期に高校生だった3人である。


真ん中の自分が高校3年の時、右側の須藤勇司君が高校2年生、左側の鈴木吉彦君が高校1年生であった。


今では、3人とも同窓会の副会長として、吉田福平会長を支える立場である。




この祈願祭の始まりは、山形県立山形南高等学校のスポーツ20部を司るスポーツOB会の初代会長の藤井さん(野球部)、2代目会長の稲田さん(野球部)、3代目会長の渡部さん(テニス部)、4代目会長の藤巻さん(柔道部)と、4人のスポーツOB会長が、現職時に他界したことが発端であった。


2005年、当時の同窓会長である千歳貞治郎氏の呼び掛けで、5代目に就任した前田会長(応援団)を中心に、関係者がご祈祷してもらおうとの趣旨から始まったのである。

その後、残念ながら、前田さんも現職のスポーツOB会長のままで亡くなられた。

結局5人のスポーツOB会長が現職時に亡くなられた。

その悪しき流れを断ち切る為にと言うことで、その後も祈願祭を続け、6代目にスポーツOB会長に就任した鈴木庄八さん(バスケットボール部)は、無事に任期を果たされたのである。


それ以降、7代目会長の板垣さん(剣道部)、現在の8代目会長の村岡さん(バレー部)と、元気に続いているのだ。


この日も、里之宮湯殿山神社の渋谷宮司から、お祓いをしていただく。




(千歳貞治郎元同窓会長の、近親者の葬儀での弔辞拝読の様子)


今年2月には、長年にわたり山形南高校の同窓会を率いてこられた千歳貞治郎元会長がが逝去され、同窓会は、大きな山を失ったような喪失感を感じたのである。


自分の父・吉村和夫とは親友であり、一緒に人生を歩んできた仲だけに、自分にとっても父を失ったような気持ちであった。





山形南高校のスポーツOB会の村岡義啓会長、同窓会の吉田福平会長から、前述のような祈願祭の経緯や歴史が述べられた。




同窓会の荒井満顧問の発声で乾杯をし、祝宴となる。




山形南高校の大沼晋校長など学校関係者、豊田栄一文化部OB会長、スポーツOB会の各部会長も参加して、久しぶりに賑やかな祝宴となったのである。


前スポーツOB会の板垣隆会長と、スポーツOB会の飛塚一敏理事長の剣道部OBのお二人で、山形県警察本部のOBでもある。


飛塚君は、自分の高校の同級生であり、今やスポーツOB会のかなめ役である。


いつの間にか歳を重ね、高校の同窓会の役職についている仲間の姿は、誇らしい反面、不思議な感覚を覚える。





母校である山形南高校が、今年1年間、更に躍進し、事故や怪我なく活動できることを、心より祈念するのである。