「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」「雨ニモマケズ」などの名作を、約100年前に書き上げ、37歳で亡くなった知られざる宮沢賢治が、そこにはいた。


そして、賢治を包み込み、彼を守り続けた父の姿があった。




映画「銀河鉄道の父」は、アカデミー監督の成島出が、魂を注いで描いた、父と家族の絶対的な愛の物語である。




宮沢賢治を菅田将暉が熱演し、その父政次郎を役所広司が存在感溢れる演技を見せる。





宮沢賢治の作品が生まれる背景が素晴らしく、死の病の妹トシに「風の又三郎」を読み聞かせるシーンなど、彼の作品と彼の人生との繋がりが、随所に出てくる。




もがきながらも、必死になって生きようとする宮沢賢治を、最後まで抱きかかえて、亡くなった後も全集の刊行に力を注ぐ父政次郎。


多くの悲劇や問題があっても、家族を信じる姿は、深く心を打った。


先に旅立った子どもたちと再会する場面、きっと銀河鉄道は永遠に続いているのかもしれない。


是非、映画館でご覧ください。

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